秋の定番の果物である「梨」。
新潟で馴染みがあり、昔から食べているのが【新高梨】。
新潟では贈り物などによく利用されているのだが、意外と他県の人は知らないらしい。
梨なのに、その大きさにみんなビックリする!普通の梨の倍近い。
そこで、新高梨とはどういうものか?値段や時期、特徴などの疑問を解決してみたい。
新高梨の読み方は?
漢字だけ目にするとなんて読むの?「しんこうなし?」と思いますよね。
実は、「にいたかなし」と読みます。
新高梨とは?
昔から聞いていたのは、新潟県の「天の川」と高知県の「今村秋」の交配種で、新潟の「新」と高知の「高」で、【新高梨】と思っていたが、どうやら最近の話では違うらしい。
2010年9月にある研究が発表された。
食品産業技術総合研究機構がS遺伝子及び、SSRマーカー解析というものを行ったところ、花粉の親は「今村秋」ではなく神奈川県の「長十郎」であるというもの。
つまり、本当の所は、
新高梨は、神奈川県産「長十郎梨」と新潟産「天の川梨」から生まれた梨。
という、可能性があるとのこと。
もしかしたら、【新神梨】もしくは、【神新梨】になっていた可能性も!
新高梨の値段は?
普通の梨よりは断然高い!
ちなみに、実家の近くのJAで売っているものは一玉500円位。
ただし、ものによると一玉1,000~3000円するものも。
値段の幅は、産地やメーカーによります。
新高梨の特徴は?
【見た目】:大きくてゴツい!
【重さ】:800グラム〜1500グラム
【香り】:一般的な梨よりも香りは強い
【甘さ】:糖度は12度以上となり、酸味も少ない
新高梨の時期は?
9月下旬〜11月上旬が旬です。
贈答用として立派な「新高梨」が店頭に並ぶのもこの時期です。
新高梨の主な産地は?
「新潟県」と「高知」が名付け親(?)の新高梨ですが、なんと結果は次のように。
- 1位 熊本県
- 2位 千葉県
- 3位 新潟県
- 4位 大分県
- 5位 茨城県
新潟県は第3位。高知県は5位県内に入っていないことにビックリ!
新高梨の保存方法
新高梨をたくさん送っていただくこともありますよね。嬉しいけれど保存はどうすればいいの?と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
送られてきた「新高梨」を、すぐに食べきることができない場合、下記の方法で保存することがおすすめです。
【保存方法】
- 乾燥しないように新聞紙やラップで包む
- 冷蔵庫の野菜室や冷暗所で保存
新高梨はこの方法で3週間ほど保存することが可能です。
普通の梨の保存期間は1週間〜2週間なので、普通の梨よりも長期保存が可能で美味しく食べられる期間も長くなっています。
傷みにくく長期保存できる新高梨ですが、少し押してみて柔らかくなっているようであれば、早めに食べきるようにして下さい。
ぜひ、みずみずしくて甘い、一番美味しい時期に召し上がってくださいね。
新高梨のまとめ
秋の味覚「梨」が好きな人は多いですよね。
梨の中でも「新高梨」は、大きく、甘く、香りがよく、見た目もインパクトがあるので、知らない人に送るとビックリされます。
また一般の梨に比べ保存期間も長いため、贈答用フルーツとして送ると喜ばれるのではないでしょうか。