京都清水寺で秘仏「大随求菩薩像」が一般公開されました!
大随求菩薩の読み方は、「だいずいぐぼさつ」です。
なんでも222年ぶりの公開とのことで、話題になっています。
そこで、ここでは「大随求菩薩像とは?」「なぜ222年ぶりの公開になったのか」「清水寺のどこで見ることができるのか」「公開期間や参拝時間、拝観料金」についてまとめてみました。
秘仏「大随求菩薩像」とは?
【なんと!222年ぶりのご開帳】京都の清水寺で、秘仏の「大随求菩薩像(だいずいぐぼさつぞう)」が公開されました。ふだん閉ざされているお堂の扉を開帳したうえでの公開は222年ぶりのことです。 https://t.co/6dMAAjySjR
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2018年3月2日
大随求菩薩は、清水寺随求堂の本尊です。
大随求菩薩の言われは、
「私達のどんな願いや求めにも、すぐに随(したが)って叶えるように働いてくださる大悲のお母さん仏」
とのことです。
大随求菩薩の随とは、願いにしたがってという意味合いのようですね。
つまり、
- 「大」=大いなる
- 「随」と「求」=求めにしたがって
- 「菩薩」=母のような慈悲の心で見守る
というグレートマザー、宇宙的なお母さんのような存在なのかもしれませんね!
大随求菩薩が作られたのは江戸時代
- 作成時期:江戸時代中期
- 姿:8本の腕に剣や蛇などを携え、顔は菩薩のように穏やか
- 高さ:1.1メートル 台座を含めると2メートル以上
- 通常は、非公開とされている秘仏で、今回222年ぶりに公開される
大随求菩薩像を222年ぶりに公開した理由は?
今年、2018年は日本最古の巡礼路「西国三十三ヵ所めぐり」が始まって1300年!とのこと。
1300年を記念して、「大随求菩薩」を一般公開することにしたようです。
随求堂で公開するのは1796年以来222年ぶり!
西国三十三ヵ所とは?
関東圏の人はあまり聞いたことがないかもしれませんが、岐阜県、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県、大阪府、兵庫県の近畿地方に点在する33ヶ所の観音様への信仰と巡礼のことです。
西国三十三ヵ所は、日本の観音文化と巡礼文化の始まりらしいです。
大随求菩薩像は清水寺のどこで拝観できるの?
清水寺境内にある随求堂の中に安置されています。
随求堂には「胎内めぐり」があり、大随求菩薩のお腹の中をイメージしているそうです。
大随求菩薩像の公開期間や拝観時間&料金は?
公開期間
- 2018年 3月2日(金)〜18(日)
- 2018年 10月5日(金)〜15(月)
拝観時間
- 9:00〜16:00
- 3月9日〜18日の東山花灯路期間中は、18:00〜21:00の夜間参拝もOK!
拝観料金 100円(随求堂胎内めぐりも含まれます)
清水寺の森貫主は、「求めに応じて願いをかなえる菩薩像なので直接、顔を見て願ってほしい」と語られています。
まとめ
いつの世の中も荒れていますが、大随求菩薩を拝観し、慈悲の心を蘇らせて欲しいという願いもあるようです。
222年ぶりに公開される「大随求菩薩像」は是非、観に行きたいですね!