いい人って言われて、嬉しい人はいるのでしょうか。
私はいい人と言われて、いい気分はしません。「いい人じゃないよ」と瞬間的に思ってしまいます。
見下されていたり、どうでもいい人間、ただ害がない人、都合の良い人に「いい人」ですねって、表面的に言っているような気がしてしょうがないのです。
また、「いい人」ですねと言う相手の無意識が見えてしまって、気持ちが悪い場合もあります。
そこでここでは、「いい人ぶる人の心理や原因」「恋愛でいい人だけど好きになれない理由」「いい人をやめる方法」についてまとめてみました。
いい人ぶる人の心理や原因
いい人ぶる人には様々なパターンがありますが、本質は共通していると思っています。
愛情や承認を得るため媚を売る:いい人
- 他人から受け入れられたい
- 他人から認められたい
- 他人から好かれたい
という動機から「いい人」になる人。
つまり、他人から愛情を得ようとして媚を売る場合の「いい人」の場合
もう一つは、
自己防衛するための:いい人
- 他人から攻撃されたくない
- 他人からいじめられたくない
- 他人から無視されたくない
などの動機から「いい人」になる人。
つまり、恐怖から自己防衛する「いい人」の場合
大きく分けるとこの2つに分けられます。
まとめると、
- 他人から愛情や承認などが欲しくて、いい人を演じる場合
- 他人からの攻撃が怖くて、自分を守るために、いい人を演じる場合
また、「いい人」を演じる人は、この2つの動機を両方同時に持っています。
「恐怖からの防衛か」「承認が欲しいのか」の違いでしかなく、人によって「いい人」の出方や動機が変わるだけです。
いい人ぶる人の本質は?
いい人ぶる人の本質は、
自己信頼がないことからくる、他者依存、環境依存に陥ってしまっていること。
つまり、自分がこうやりたい!ああしたい!という心からの行動ではなく、その場その場の環境に応じた「自己防衛」と「欲しいものを得るための自己策略」でしかないのです。
つまり、
- 他人や環境が、自分自身よりも大切になってしまっている人間
- 他人や環境によって、自分自身や言うことがコロコロ変わってしまう人間
です。
わかると思いますが、こういう人間は好かれようがないです。
いい人だけど好きになれない理由
恋愛などで「いい人なんだけど、惹かれない。好きになれない。」という理由があります。
先程見たように、「いい人」を演じる人は、自分が心からそう思ってやるのではなく、その場の環境次第、その場しのぎで常に対処してしまいます。
また、「いい人」は、自分をいかに守れるか。自分が相手から愛されるか。など焦点が常に自分に向いています。
「いい人」の自己中心性
つまり、本質的に見ているものは自分であって、他人のことではありません。
「いい人」は自己防衛や自分が欲しいものを他人から得るための演技の策略なので、実はかなり自己中心性が高いと言えます。
また、多くの人は「いい人」を意識的にやっているわけではなく、無意識的にやっています。
「いい人」の元気のなさ
「いい人」は自分の心から行動するということがないので、他人に訴えかける情熱や元気がなく、常に受け身です。
結果として「いい人」は好かれない
これらのことから、直感的に「いい人」になぜか嫌悪感を感じる人や人間として付き合っている感じがしない、などの感覚を相手に生じさせます。
当然、このような感覚を感じさせる人は、「いい人なんだけど」で終わりになる可能性は高いです。
いい人なんだけどと言う人が、感じている本心は「この人は違う!」という直感の声です。
直感の声に、頭で理屈をこねてメリットを考えようとしているから、「いい人なんだけど、なんで好きじゃないんだろう」という言葉が出てくるのです。
いい人は苦しんでいる!
いい人は別に悪人ではありません。
いい人は苦しんでいる人なのです。
何に苦しんでいるのか?
それは、
いい人を小さい頃から演じてきて、自分で自分がわからない苦しみです。
また、自分がいい人を演じていることすらわからなくなっている場合が多いです。
「いい人の仮面」が自分自身であると錯覚してしまい、本当の自分の心の叫びがわからなくなっているのです。
では、どのようにしたら、この苦しい「いい人」から逃れられるのでしょうか。
いい人をやめる方法
いい人を演じる動機、感情を見ることが大切です。
- なぜ、自分は他人の前でヘラヘラするのか?
- なぜ、自分は誰からも好かれようと媚を売るのか?
- なぜ、自分は他人から攻撃されないように、自分を閉ざすのか?
いい人は他人に媚びを売っていることが多いです。
他人に媚びは決して売ってはなりません。
媚を売って何かの得をした経験から、媚を売ることを習慣としてしまう人もいます。
自分が他人に媚びを売っているという事実には、気づきたくはないと思います。だからこそ、今の自分を疑い、徹底的に掘り下げることが大切です。
自分の人生を振り返る
「いい人」は簡単にやめられません。
「いい人」を演じる人は、行動の動機である【過去の感情】に向き合う必要があります。
また、その過去の感情が今の自分をどのような行動に駆り立てているのかを観察する必要があります。
これはとても、根気のいる作業です。
時間をかけて、自分の本当の感情や気持ちを取り戻す以外にありません。
偽りの「いい人」人生を送るのか、本当の自分の力を取り戻すのか、やる価値はあります。
まとめ
愛されたいのはみんな一緒です。
ただし、愛されるために「いい人」なっちゃいけません。
ここまでに見てきたように、「いい人」は自分の感情や心を無視していい人になっている場合が多いです。
愛されるためにはその逆の、自分の気持を大切にし、表現することが大切です。
本音や本気こそが愛される為には、最も必要なことです!
偽りに個性はないが、本音には個性が必ず出ます。
あたなただけの個性は必ずあたなを救います!さらけ出しましょう!!
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