オスプレイとは簡単にわかりやすく!メリット・デメリットや値段

オスプレイとは

日米安全保障条約からアメリカ軍が日本に駐留し、米軍の航空機やオスプレイが日本中の空を自由に飛ぶことができるようになりました。

米軍は日本の許可無しで、日本中の空を飛ぶことができます。また、米軍が何をしようと日本の法律では一切裁くとができません

そんな条約を結んでいる中、墜落事故や部品の落下などで話題になる「オスプレイ」

日本でオスプレイが配備されている場所は、沖縄県と東京都福生市の横田基地。(横田基地は2018年10月1日からオスプレイの配備が決定しました)

オスプレイの事故率の高さから安全性に心配な人も多いと思います。

そこでここでは、

  • オスプレイとは何か?
  • オスプレイのメリット
  • オスプレイのデメリット・落ちる理由
  • オスプレイの事故率と一機の値段

について、わかりやすくまとめてみました。

スポンサーリンク
レクタングル 大




オスプレイとは何か?

オスプレイの正式名称は、「ベル・ボーイング・オスプレイ」と言います

  • 海兵隊用が「オスプレイ・MV22」
  • 空軍用が「オスプレイ・CV22」

となっています。

ベル・ボーイングという名前の由来は、アメリカの「ベル・ヘリコプター社」と「ボーイング社」が共同で開発したことから。

通常は、「ベル・ボーイングV-22・オスプレイ」とは呼ばず、単純にオスプレイと呼ばれています。

オスプレイという名前の意味は、鷹(タカ)の中の一種「ミサゴ」から取っています。

オスプレイ・ミサゴ

鷹のように自在に空を飛べるという意味も込めているのかもしれません。

オスプレイは主に、人員や物資を運ぶ輸送機として使われます

オスプレイのメリット

オスプレイの最も大きな特徴は、航空機とヘリコプターを合わせた機能を持つことです

航空機の左右の羽に、ローター(回転翼)を付けることで、ヘリコプターの性能をプラスしています。

【オスプレイの3つの飛行モード】

(出典:防衛省)

【オスプレイのメリットまとめ】

メリット1:ペリコプターのように、垂直に離着陸ができる

メリット2:ローター(回転翼)を90度倒して、飛行機のように水平飛行もできる

メリット3:空中で停止することも可能

メリット4:移動速度はヘリコプターの約2倍で、航空距離は約4倍

メリット5:貨物の積載量が3倍となり人道支援・災害救助活動に活躍が期待できる

メリット6:空中給油も可能

などがあります。

【在日米軍のオスプレイ動画:4分

オスプレイのデメリット!事故が多い理由

ヘリコプターと航空機の良いところを組み合わせた「オスプレイ」が、なぜこれだけ墜落したり、事故が多いのでしょうか?

デメリット1:操縦が難しい

ヘリコプターと航空機を組み合わせているため、ヘリコプターと航空機両方の操縦技術が同時に求められます。

そのため、操縦ミスが起きやすい機体と言えます。

デメリット2:オスプレイの仕組みが複雑

ヘリコプターと航空機の特徴を合わせた新しい機体のため、オスプレイの構造も複雑になります。

その結果として、

  • オイル漏れで火災
  • 部品の落下
  • 配線ミスで不時着

などが起きやすくなります。

また、トラブルが起きた時の原因究明と対処にも時間がかかると思われます。

デメリット3:オスプレイの機体の不安定さ

オスプレイの映像や画像を見るとよく分かるのですが、オスプレイのプロペラが機体に対してかなり大きいです。

また、両脇にあるプロペラを動かすことで、空気抵抗も変わってきます。

そのため、環境要因(特に風)などの影響を受け、機体が不安定になる可能性が指摘されています。

【オスプレイの事故理由まとめ】

  1. 操縦ミス
  2. 機体不良
  3. 環境要因の影響

この3つが主に考えられています。

オスプレイの事故率は?

オスプレイの事故率

防衛省が発表している、2018年の最新のオスプレイの事故率は、3.24となっています。

オスプレイの事故率が高くなっているのは、オスプレイの稼働時間が増えたためとのこと

海兵隊の航空機全体の事故率は2.72ということからも、オスプレイの事故率は高いということが言えると思います。

また、オスプレイの訓練ではなく、実践での事故率は40倍ということも言われています

「米軍のアフガニスタンでの実践報告書(2010〜2012年)」の中でオスプレイの事故率の発表があり、そこでは海兵隊航空機の平均値の40倍ほどの差が出ていました。

オスプレイの一機の値段

オスプレイの値段で一般に発表されている金額は、

  • 1機100億円
  • その他の諸経費を入れると1機200億円

という普通に考えたら、すごい金額です。

そりゃ軍需産業は儲かるよね。

日本は、米軍から示された値段・言い値で購入しなければなりません

オスプレイを17機購入した時の値段は、総額3,600億円でした。

日米安保の密約や軍事機密費など、「米軍の幹部」と「日本の官僚」の少数がシークレットで話し合っているので、一体裏ではどうなっているのかな?という感じです

まとめ

オスプレイが2018年10月1日より横田基地に配備されます。

横田基地の騒音問題について言われていますが、防衛省の発表では、従来のヘリコプターよりも騒音は低いようです

ただし、問題は米軍のオスプレイが、どこをいつ飛ぶのか日本政府が全く知らず、オスプレイが事故を起こしたとしても日本の警察が近づけないこと。

結局米軍がやることに日本は介入してはならぬ!はずっと続いているわけです。

日本のアメリカ軍事関係において、日本には全く主権はなく、すべてアメリカ軍の言うとおりに動くしかありません

オスプレイ云々以前に、この関係性が個人的にはどうしても受け入れがたい。

スポンサーリンク
レクタングル 大




レクタングル 大




関連ユニット



コメント

  1. 夏色 より:

    参考になるまとめでした。
    事故があっても日本側が立ち入れないのでは、現地の方の不安は募るばかりかと思います。

    日本とアメリカの関係について、変えていく必要があると感じています。