テレビ台(テレビボード)やAVラックが欲しくて、ネット通販で探しても、なかなか良いものがない。
テレビ台が「安っぽかったり、良いものは高すぎたり、サイズが小さすぎたり」などで、自分の部屋の大きさに合わないことも多いです。
そんな時に、自分で「テレビ台やAVラックをDIYで作りたい!」と思いますよね。
今回紹介する「テレビ台のDIY:作り方」のポイントは、
- なるべく安く
- なるべく簡単に
- なるべくオシャレに
- 木の感じを出したナチュラルなテレビ台
です。
写真を使って、わかりやすく説明しますね!
テレビ台・AVラックをDIY
テレビ台やAVラックは通販でも購入できます。
テレビ台が欲しいな~と思って、色々通販サイトを検索しましたが、自分のイメージに合うテレビ台やAVラックがない…。
良さそうなものは何万円もするように高い!
今回は特に木の感じを出した、ナチュラルなテレビ台が欲しかったので余計にない!
そこで、テレビ台を自分で作ることに決めました。
テレビ台・AVラック完成イメージ
今回作成したテレビ台の完成した作品はこちら!
こちらが木の集成材を使って作成したテレビ台です。
集成材が余ったので、スピーカースタンドもDIYで一緒に作りました。
スピーカースタンドの作り方は以下の記事を参照
こちらはテレビ台をちょっと斜めから撮った写真です。
素人が作ったにしてはかなりいい感じじゃないでしょうか。
このような「テレビ台をつくるイメージ」をまず持って頂いて、次の「テレビ台の作成方法」に行きましょう!
テレビ台のおしゃれで簡単な作り方
テレビ台の作成手順は思っている以上に簡単です。
作り方1:テレビ台の設計図の作成
作り方2:テレビ台の部材の購入
作り方3:テレビ台の部材のカット
作り方4:テレビ台部材のヤスリがけ
作り方5:テレビ台を組み立てて完成させる
この手順を順番に進めれば、問題なく今回のようなテレビ台を作ることができます。
テレビ台の作成ステップの中で最も重要なのは「テレビ台の設計図」で、ココさえうまくいけば、後はプラモデルを作るような感覚で作成できます。
作り方1:テレビ台の設計図の作成
まずは、自分がどのようなテレビ台を作りたいのか設計図を描きます。
【僕の場合のテレビ台の設計】
- 幅が広くて、長くて大きいテレビ台が欲しい
- AVコンポやビデオデッキ、PS4などを中に入れることができるもの
- スピーカースタンドも設置でき、スピーカーをテレビの両脇に置きたい
このようなテレビ台が欲しかったので、設計図を描きました。
テレビ台の天板の大きさ:長さ2,100mm×幅500mm
テレビ台の高さ:400mm
こんなテレビボードを作るイメージを描きます。
作り方2:テレビ台の材料・材質を検討
今回のテレビ台の材料として使ったのは、
- テレビ台の天板の材料は、厚さは25mmの「赤松集成材」
- テレビ台の足に使う材料は、安いので2×4(ツーバイフォー)材
です。
集成材には様々な種類があり、赤松集成材以外にも「パイン集成材」「タモ集成材」などいろいろです。
それぞれに特徴があり、特にタモ集成材は「強く」「堅く」「重い」特徴があり、テレビ台にはピッタリですが、その分高いです。
テレビ台にどの程度予算をかけるかで決めると良いと思います。
作り方3:テレビ台の部材の購入
材質が決まったら部材の購入です。
ネット通販で購入することもできますが、車で移動できる方はホームセンターでの購入がおすすめ。
集成材をネットで購入する場合は、サイズ指定ができるものを選ぶと「カット」して届けてくれるので便利です。
作り方3:テレビ台の部材のカット
テレビ台の木材カットを間違えると、設計図通りのテレビ台ができないので、気を付けましょう。
注意点としては、テレビ台の天板の高さを400mmと決めた場合、天板の厚みを引いて、足をカットする必要があることです。
同じく、テレビ台の中板をカットする場合にも注意が必要です。
テレビ台の足のツーバイフォー(2×4)材のサイズは「厚み38mm×長さ89mm」。
つまり、ツーバイフォー材の長さ分「89mm」を引いて、中板をカットする必要があります。
テレビ台の幅500mmー2×4材(89mm×2)=中板のカット寸法は322mmとなります。
次に、テレビ台の木を何でカットするかが問題になると思います。
僕の場合は持っている丸ノコでカットしました。
丸ノコでカットする方法は以下の記事を参照
丸ノコを持っていない人は、ホームセンターでカットしてもらうのが一番安上がりです。
ホームセンターによってカット料金が代わると思いますが、1カット10円~50円でやってくれると思います。
ホームセンターに行く前に、何を何センチカットするのかしっかりと決めて、購入時にカットしてもらえば、持ち帰りも楽です。
【例:テレビ台・必要部材のカット寸法】
★集成材のカット
- テレビの天板:長さ2,100mm×幅500
- テレビの中板:長さ2,100mm×幅322
★2×4のカット
- テレビの足:高さ375mm
- テレビの足は6本なので375mm×6が必要
作り方4:テレビ台部材のヤスリがけ
「集成材のカット面」や「2×4材のカット面」は、ヤスリがけをしないと毛羽立ったままで危険なので、カットしたら必ずヤスリがけをしましょう。
ヤスリは100円均一のものでもよいですが、僕のおすすめはコレ
このヤスリは体重をかけながら、手が荒れる心配もなく、しっかり木をヤスることができます。
また、ヤスリがヘタって来たら、中のロール状の新しいヤスリを引っ張り出すだけ。
今まで様々なヤスリを使って来ましたが、これがベスト。
作り方6:テレビ台を組み立てて完成させる
最後に部材を組み立てて終了です。
この時に電動ドリルがないとビス(ネジ)止めすることがかなり大変なので、安いものでも良いので一つあるとDIYには便利です。
テレビ台の組み立て方はまず、足を6本先に天板にビス(ネジ)止めします。
この時使うビス(ネジ)はスリムビス(コースレッド)を使って下さい。
コースレッドは木に打ち込んでも目立たず、木に打ちやすい特徴があるのでおすすめです。
この要領で先にテレビ台の足を6本取り付けます。
テレビ台の足裏には傷防止のために、ホームフェルトを貼ります。
この時がこの作業の中で一番難しいところかもしれません。
先に、6本の足すべてにL字アングルを取り付けます。
L字アングルを取り付けた後に、テレビ台の中板を通して、最後にビス固定して完成となります。
テレビ台の中板を固定する場合は、板の厚み以上のビスを使うと突き抜けてしまうので、注意して下さい。
テレビ台DIYの総費用
テレビ台のDIYでかかった総費用をまとめると、
2×4(ツーバイフォー)材:およそ1,000円
赤松集成材はかなり大きなサイズを買ったので、5,980円
赤松集成材の大きさは、
厚さ:25mm
幅:500mm
長さ:4200mm
のサイズです。
カットは自前の丸ノコ。
コースレッドももともと持っているものを使ったので、テレビ台のDIYの総費用は7,000円ほど。
集成材をもっと安いものを使えば5,000円以内でテレビ台を作ることができます。
まとめ
既存のテレビ台は値段も見た目も「コレ!!」というものがなかなか見つからないですよね。
大きいテレビを買っても、台が残念だと嬉しさが半減してしまいます。
そこで、安くおしゃれに作れる木材のDIYテレビ台を作ってみるのはどうでしょうか。
最初は「大変そう…」と思うかもしれませんが、作り始めると意外と簡単です。
気に入ったテレビ台がなかなかない方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。