神社やお寺にお参りした時に、お守りを買うことは多いと思います。買ったはいいけれど処分する時はどうしたらいいのかと迷いますよね。
さすがにお守りを自宅のゴミ箱に捨てるのは、はばかられる…。
やっぱり、お守りを買った神社に返さなければ行けないの?
しかし、「人からもらったお守りだったり」「観光地で買ったもので遠い」という場合もあります。
そこでここでは、「お守りについて」「お守りの返納の仕方(郵送や金額)や期限」「自宅でお守りを処分する方法」についてまとめてみました。
お守りとは?
お守りを処分する方法を知る前に、そもそもお守りとは何なのかについて簡単に説明します。お守りの意味がわからないと、処分の仕方もわからなくなってしまうためです。
お守りの意味は、めちゃくちゃ簡単に言うと「神様、助けてください」という言葉が一番ピッタリだと思っています。
人生で「疲れた時」や「叶えたい願い事」がある時に、人はどこかで自分以外の大いなる誰かに「助けて」と自然に願ってしまいます。
その願いを物質化したものが「お守り」として捉えると良いと思っています。
別の言い方をすると、自分の外側にある自然のエネルギー(=自然を作り出す神のエネルギー)に助けてもらうという表現ですね!
お守りの意味が分かった所で、次に、返納方法や処分方法を見ていきたいと思います。
お守りを神社やお寺に返納する方法は?
お守りの返納方法は3つあります。
- お守りを買った神社やお寺に直接返納する
- お守りを買った神社やお寺に郵送で返納する
- 近くの神社やお寺に直接返納する
①お守りを買った神社やお寺に直接返納する
自分がお守りを買った神社に直接行き、「ありがとうございました」と感謝を伝えて返納する。
地元の神社では、みなさんがやっている方法ですね。
神社やお寺には、「お炊き上げ」「古札納め所」という場所があるのでそこへ納めるようにしましょう。
②お守りを買った神社やお寺に郵送で返納する
次に、お守りを買った神社やお寺が遠い場合に、郵送で返納する方法を紹介します。
①ホームページ(HP)や電話で確認する
まず、お守りを買った神社やお寺のHPを検索キーワード「〇〇神社 返納 郵送」で検索します。
HPに郵送で返納方法が載っていない場合は、直接電話で確認します。
②HPや電話で確認した方法で郵送する
ここでは、一般的な郵送方法を紹介します。
- 宛先:「〇〇神社 御中」
- 宛先の横:「お焚き上げ希望」と書く
- 現金書留で、「お焚き上げ料金+お守り」を添えて郵送
お焚き上げ料金の金額は?
お炊き上げ料金は、「お気持ちだけで結構です」と言われる場合もありますし、金額が神社やお寺で指定されている場合もあります。
一般的な相場をお伝えすると、お守りを買った時と同料金と言われています。あくまで無理のない範囲で大丈夫です。
100円でも全然良いと思います。
③近くの神社やお寺に直接返納する
買った神社やお寺ではなくても、近くの神社やお寺に返納することは問題ありません。
ただし、注意点があります。
- 神社で買ったものは、神社に返します
- お寺で買ったものは、お寺に返します
理由は、
- 神社は「神道」で、自然信仰の日本の宗教
- お寺は「仏教」で、ブッダを開祖とする宗教
全く違う系列なので「神道」と「仏教」は分けて返納するのが礼儀です。
お守りを自宅で処分する方法
これは神社が近くになかったり、どうしようもない場合として考えて下さい。
やり方は簡単です。
粗塩をお守りにかけて、紙にくるんで、ゴミ箱に捨てます。
その時に「お世話になりました」「助けて頂きありがとうございました」など感謝の気持ちを込めて行うようにして下さい。
ただし、お守りをゴミ箱に捨てる時に罪悪感を抱くようなら、やはり神社やお寺に持って行ったほうが良いと個人的には思います。
お守りの返納期間はあるの?
お守りの期限は「一般的には1年間」となっています。ただし「1年です」と決まっている訳ではありません。
新年にお守りを買ったり、お守りを1年間使っていると汚れてきてしまうので、1年でお守りを変える人が多くなります。
そのため、1年間と言っているのだと思います。
しかし、お守りに有効期限があるという話は聞いたことがないので、すごくお気に入りのお守りであれば何年持っていても問題はありません。
まとめ
好きな神社やお寺のお守りを持っていると、なにかご利益があるのではないかと思いますよね!
お守りを返納するおすすめの順番は、
- 直接買った神社やお寺に返納する
- 買った場所に郵送する。もしくは、近くの神社やお寺に直接返納する
- どうしようもない場合は、自宅で処分する
です。
お守りは、自分を助けてくれるものなので、買う時も返納する時も、感謝の気持ちは忘れないでおきたいものです。