夏に家の窓やエアコンの穴、また換気口などの隙間から、コウモリが家の中に突然に入ってきて、困っている方もいるともいます。
最初は、大きな蛾かな?と思ってよく見るとコウモリだった!という場合もありますよね。
コウモリのふんには「ばい菌」があったり、噛まれたらどうしようと不安になる方もいると思います。
また、コウモリは鳥獣保護法で保護されているので、無許可での駆除はNGです。
そこでここでは、
- 日本のコウモリの生態や危険性
- コウモリはどこから入る?4つの侵入経路
- コウモリを家の中から追い出す方法
- コウモリが家の中に入ってくるのは実は幸運?
などについて、わかりやすくまとめてみました。
コウモリの生態や危険性
日本のコウモリは、アブラコウモリという名前で、別名はイエコウモリとも言われます。
確かに、昔は一軒家の屋根の隙間に巣を作ったりしていたので、イエコウモリというのはしっくり来ます。
また、コウモリは危険な動物というイメージがありますが、日本のコウモリは全く危険ではありません。
日本のコウモリは昆虫類(蚊やクモ、ゴキブリなど)を食べるので、むしろ人間にとってありがたい益獣ともいえます。
むしろちょっとかわいいくらいです。
また、人間を噛むことも、病気をうつすこともありません。狂犬病の菌を持っているという話を聞いたことがある方もいると思いますが、それは外国のコウモリになります。
実は、私の家に入って来てカーテンなどに止まった時などは、ちょっとかわいかったです。また、部屋のライトをつけるとビックリして、焦って空中を回転していました。
むしろ、コウモリが困っているような感じで、お互いに困ったなあ…という感じでした。
コウモリが家に入るのはどこから
コウモリの体長は3〜5cmほどで、隙間が1〜2cm位あれば侵入できてしまいます。
隙間1〜2cmで侵入できることに、驚きますよね!むしろ、どこからでも侵入できるんじゃないの?と思っちゃいます。
ただし、よくある侵入経路は決まっています。
【コウモリの侵入経路】
- 窓、網戸、ドアの隙間からタイミングよく入ってくる(一番多いケース)
- 屋根裏や天井裏から入ってくる
- 家の換気口や通気口から入ってくる
- エアコンと室外機を繋ぐ配管の「屋内と屋外を結ぶ隙間」から入ってくる
などが、考えられます。
多いケースは、家の中のどこかの窓や扉の開いている所から侵入して、夜電気をつけた時に、飛び回って気づくパターン。
結構ビックリします!
私は最初、蛾だと思いました。
コウモリを追い出す方法
コウモリは、鳥獣保護法で保護されているので、駆除することはできません。
追い出すのみです。
また、コウモリを駆除するのって結構「罪悪感」もありますしね。
方法1:光を当てる
これが最も簡単です。
コウモリがいる部屋の窓を全部開けて、部屋のライトを付けます。
コウモリはビックリして部屋をあっちこっち旋回しますが、やがて自分から出ていきます。
あまりにも出ていかない時は、懐中電灯を直接当てて誘導するというのもありですね!
方法2:虫取り網を使う
コウモリもビックリして、方向感覚がわからなくなっていて、家の中からなかなか出ていけない場合があります。
その場合は、虫取り網で捕まえて、外に出します。
この時の注意点は、何らかの菌を持っている場合が考えられるので、コウモリを直接手で触らないことです。
また、網がちょっと怖いなと言う場合は、長い棒で誘導する方法もアリ!
方法3:コウモリ忌避スプレー
これは、コウモリ撃退グッズで、コウモリが嫌がる「ハッカ油」をジェット噴射するスプレーです。
何度もコウモリが家に入りそうになる方にはおすすめです。
これらの方法を試せば、コウモリは家から出ていくと思います!
コウモリが家に入るのは幸運?
実は、コウモリが家に入るのは幸運の印らしいです!
コウモリを漢字で書くと「蝙蝠」となります。
【中国の幸運説】は、
- 中国語では「蝙蝠」の発音が「ビエンフー」
- 福が寄ってくるという意味を持つ「偏福」の発音も「ビエンフー」
と、同じ発音をすることから、幸福の象徴とされてきたとのこと。
【日本の幸福説】は、
コウモリを、「幸盛り・幸守り」と当て字を付け、幸福と捉える人もいるようです。
【風水の幸福説】は、
コウモリが2匹家に来ると幸運を招き、コウモリが5匹家に来ると、
- 金運
- 福寿
- 結婚
- 功名
- 健康
の5つの幸福が訪れるとされています。
昔から、「コウモリが家に入ってくると幸福が来る」と伝わっているのは、なんらかの理由があると考えられます。
まとめ
コウモリが家に入ってきてビックリした方も、最後にコウモリが幸運の印であると聞くとちょっとうれしくなるのではないでしょうか。
コウモリが何度も家の中に入ってくるのは困ると思うので、今回紹介したコウモリが入ってくる侵入経路の隙間をふさぐことで、コウモリの侵入回数は減ると思われます。