「化粧水に入っている添加物が肌に良くない」
…と聞いたことはありませんか?
美肌になるための化粧水が肌を荒らすキケンが潜んでいます。
そこでおすすめなのが自分で簡単に作る無添加の化粧水。
特に、家にアロエの鉢がある!という方はアロエで作る化粧水がおすすめです。
でも…
- 市販の化粧水に入っている添加物とは?
- 手作りの化粧水って効果はあるの?
- 自分で化粧水を作るのって難しいのでは?
- アロエにはどんな働きがある?
- アロエ以外でも化粧水は作れる?
などなど様々な疑問が出てくるかと思います。
そこでここでは、実際に使っている体験談や感想なども交えながら「手作り化粧水」「手作りアロエ化粧水」についてまとめてみました。
市販の化粧水と手作り化粧水に違いは?
市販の化粧水と手作り化粧水の一番の違いは…
「市販の化粧水は腐らない」ということ。
これ、実は肌にとってとても怖いことです。
市販の化粧水が腐らない理由は「防腐剤」です。
ちなみに手作り化粧水は1週間前後で腐ります。
市販の化粧品に含まれる添加物はキケン?
市販されている化粧水のほとんどに防腐剤や保存料などの添加物が含まれています。
化粧水を常温で数ヶ月使い続けても腐ることはないですよね。
防腐剤とは細菌の繁殖を防ぐためのもの。
細菌を繁殖させないということはそれだけ強い成分です。
市販の化粧水の成分表を確認してみてください。
- パラベン
- フェノキシエタノール
- 安息香
- デヒドロ酢酸ナトリウム
- ヒノキチオール
- 乳化剤 …などなど
これらは防腐剤や保存料などで化学物質です。
たとえば、1周間前にコップに汲んだ水をそのまま飲もうとは思わないですよね?
なのに化粧水は1ヶ月以上常温で保存しても大丈夫です。それだけ強い殺菌作用の在る防腐剤を使用しているということ。
それをデリケートな顔に塗る…。
怖くないですか…?
市販の「無添加化粧水」にも要注意
実は「無添加化粧水」を購入しているから安心…ではありません。
メーカー側が「これは無添加化粧水です」と販売したら無添加化粧水になるという仕組みです。
特に日本は、化学物質に対する危機感などの水準が世界的にも低いので注意が必要です。
アメリカやヨーロッパでは規制されている有害物質が平気で使用され、しかもそれが「無添加」として販売されているケースもあります。
なぜ?と思いますよね。
日本の「無添加」の基準は、アレルギーなどを引き起こす恐れのある102種類の有害物質(「表示指定成分」と呼ばれています)を使っていないだけのこと。
ヨーロッパで禁止されていて日本で規制されていない有害物質は約4900種類以上ありますが、その数千種類を使用しても「無添加」として販売できてしまうのです。
また、化粧水は「医薬部外品」として販売されていることが多いですよね。
医薬部外品には全成分表示する義務はありません。
なので…
つまり、「無添加と表示があっても安心してはダメ」ということです。
日本は法律で「化粧品は未開封で3年は品質保持すること」と決められています。
3年ってまあまあ長い期間ですよね。
本当に保存料も防腐剤も何も添加されていないのであれば、ほぼ100%の確率で腐ります。
ということは…防腐剤を一切使わずに化粧水を作って販売するのは難しいのでは?と個人的に思っています。
【実体験】無添加の手作りアロエ化粧水の効果
肌に安全で安心して使える化粧水なら、自分で作る手作り化粧水がおすすめです。
今は1年中手作りしたアロエ化粧水のみ(乳液も使っていません)で過ごしていますが、肌はすべすべです。
実は私も数年前までは市販の化粧水を使っていました。もちろん乳液もセットです。
洗顔の後化粧水で肌を潤して乳液する…。ずっと繰り返していました。でも、季節によっては化粧水+乳液をたっぷり塗っても乾燥する。
そうすると美容クリームなど次々と塗り足すものを進められる…。お金もかかるし、何よりもなんだかとっても肌が心地悪い…。
そこで、それなら「作ってみよう!」と。
さすがに乳液までは作れず、でも化粧水無添加で乳液は防腐剤入りって本末転倒。
ということで「ま、いっか」と乳液は中止し、化粧水だけに変更してはや数年。
365日「手作りアロエ化粧水」のみですが、今までの中で一番肌の調子は良好です。
季節を問わず肌はしっとりもちもちしています。
暑い夏も寒い春も肌荒れや乾燥もありません。
そして作り方もとっても簡単。
簡単シンプルな化粧水の作り方
本当はおすすめしたいのは次にご紹介する「アロエ化粧水」ですが、出来上がるまで期間が必要なのでまずは一番簡単でシンプルな化粧水の作り方をご紹介します。
【用意するもの】
- 水(浄水器を通したもの。なければ水道水でも)100ml
- グリセリン 5~10ml(小さじ1杯=5ml)
- 容器
※少なめに作りたい方は→水50ml+グリセリン3mlで試してみてください。
グリセリンはインターネットやドラッグストアで購入できます。
1本あれば1年以上使えます。
ちなみに始めの頃はグリセリンを使わず、後でご紹介する「アロエ原液+水」のみを使っていました。
グリセリンを入れたほうが肌がしっとりなめらかなので今は入れています。
【作り方】
- 容器をきれいに洗い消毒する
- 容器にグリセリンを入れる
- 2に水を入れる
- 振る
手順1.容器をきれいに洗い消毒する
容器に雑菌が入らないようにきれいに洗い消毒しておきます。
- 瓶→煮沸消毒
- プラスチック→アルコール消毒
手順2.容器にグリセリンを入れる
容器にグリセリンを入れます。
グリセリンの割合の目安は全体の5~10%です。
はじめは少量から試して、自分の肌に合う割合を探してみてください。
また、季節によっても量が若干変わります。
乾燥しがちな冬は少し多めがおすすめです。
手順3.2に水を入れる
2に水を入れます。
容器の口が細くて入れにくい場合は漏斗(じょうご)を使うと便利です。
手順4.振る
グリセリンと水が混ぜ合わさるように容器をシャカシャカ振って完成です。
精製水を使って作っても大丈夫ですが、実は精製水の方が傷むのは早いです。
なので私はあえて精製水を購入せず、浄水器でカルキ除去した水で作っています。
精製水の使用期限について興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
おすすめの「アロエ化粧水」の作り方
水とグリセリンだけでも化粧水はできますが、せっかくなのでもうちょっと肌に良いものを作りたいという方におすすめが「アロエ化粧水」です。
作り方はとっても簡単。
アロエを使って化粧水の「アロエ原液」を作り先ほどご紹介した「簡単シンプルな化粧水」に混ぜるだけです。
【用意するもの】
- アロエ
- 保存瓶
- ホワイトリカー(35度)
ホワイトリカーはインターネットやスーパーなどで購入できます。様々なメーカーが販売していますがアルコール度数が35度ものを使用します。
【アロエ原液の作り方】
- アロエを切り取り洗う
- 乾かす
- 保存瓶を消毒する
- アロエを切って保存瓶に入れる
- ホワイトリカーをひたひたに入れる
- 冷暗所に保管して2ヶ月で完成
【アロエ原液】手順1.アロエを切り取り洗う
アロエを切り取ります。
そしてよく水洗い。
【アロエ原液】手順2.乾かす
きれいに洗ったアロエを拭いてよく乾かします。
水分がない状態でつければ何年でも保存することができます。
【アロエ原液】手順3.保存瓶を消毒する
アロエを漬ける瓶はあらかじめ熱湯消毒しておき、漬ける直前にアルコールで全体を拭き消毒します。
【アロエ原液】手順4.アロエを切って保存瓶に入れる
アロエがよく乾いたら適当な大きさにハサミでジャキジャキ切って保存瓶に入れていきます。
【アロエ原液】手順5.ホワイトリカーを入れる
アロエが浸かるようにひたひたにホワイトリカーを入れます。
【アロエ原液】手順6.2ヶ月間冷暗所に保管
冷暗所に約2ヶ月間保管して完成です。
完成したアロエ原液はザルなどで濾して、液だけ使います。
このアロエ原液は2年前に作ったものです。
問題なく使えます。
アロエ化粧水の割合
アロエ原液が完成したら以下の割合で容器に混ぜればアロエ化粧水の完成です。
- 水 100ml
- グリセリン 5~10ml
- アロエ原液 5~10ml
※少なめに作りたい方は→水50ml+グリセリン3ml+アロエ原液3ml
容器に全て入れ、よく混ざるようにシャカシャカ振って冷蔵庫に保管です。
割合は季節は肌の調子に合わせて調整してみてください。
私は結構アバウトな分量で作っていますが問題ないです。
でも、よく美容液に「アロエエキス配合」など書かれていたりするけれど、アロエってどんな働きがあるの?
と思いますよね。
そこで、少しだけアロエについてご紹介していきます。
アロエの働き
「医者いらず」といわれるアロエは古くから生活に役立てられてきた万能植物です。
アロエには「アロエチン」という美肌成分が含まれているため美容商品などによく使われています。
アロエの働きを簡単にまとめると…
- 保湿作用→肌をしっとり潤す
- 収れん作用→肌を整え、傷などの痛みを和らげる
- 消炎作用→炎症や日焼けの痛みを和らげる
- 血行促進作用→肌の血行を良くする
- 抗菌作用→細菌や細菌の毒素から肌を守る
- 紫外線を防ぐ→日焼けを軽減させる
など、美肌や美白にうれしい作用が含まれています。
化粧水に向いているアロエの種類は?
肌にうれしい働きを持っているアロエですが、全てのアロエが化粧水に向いているわけではありません。
温かいところで育つアロエは1000以上の種類があり分類されていないものもたくさんあります。
観賞用のアロエはあくまでも観賞用です。
化粧水に向いていて日本でよく見かけるアロエはこの2種類。
キダチアロエ→葉が大きく肉厚
アロエベラ→葉が細く長い
化粧水や美容商品などでよく使われているはアロエベラです。
どちらもホームセンターなどで購入できます。
探して見た所インターネットでも販売されています。
株分けすれば増やすことも可能なので気になる方は探してみてください。
ちなみに私がアロエ化粧水に使っているのは「アロエ不夜城」。
家にずっとあり、株分けしてたくさん増えたものを使っています。
手作り化粧水の保存方法と消費期限
実際に使って試した結果。手作り化粧水の保存方法と消費期限は以下の通りです。
保存方法:冷蔵庫で保存
消費期限:約1週間
当然ですが、手作り下化粧水は早めに使い切らないと腐ります。
季節を問わず冷蔵庫で保存していますが、色が濁ってきたり匂いが変わるなど長くても1周間持つか持たないか…というところです。
100mlで作ると使い切れない方は、使い切れる量を少なめに作って常に新鮮な化粧水を作ることをおすすめします。
【手作り化粧水】旅行におすすめの方法
化粧水を手作りしていて意外と困るのが「旅行」です。
特に夏はすぐに腐ってしまうので大変です。
そこでおすすめの方法がこちら。
- グリセリンとアロエ原液だけを容器に入れて持っていいく
- 旅先の旅館やホテルで水を入れて冷蔵庫に入れておく
基本的にグリセリンとアロエ原液は常温でも腐りません。
旅先で新鮮な水を入れるだけにしておけば手間もなく新鮮な化粧水を使うことができます。
旅行日数が長期間になる場合は
- 「グリセリン+アロエ原液用」を入れた容器
- 化粧水用(水を入れる)の容器
を分けて持っていけばいつでも新しい化粧水が作れます。
ぜひ試してみてくださいね。
手作りアロエ化粧水が難しい方におすすめの化粧品
肌のためには手作り化粧水を使って欲しいところですが…
- 時間がない
- ちょっとめんどくさい
- 材料を揃えても継続する時間がない
…などなど手作りが難しい場合もありますよね。
そこで、無添加で肌に優しい化粧水を3点ほどご紹介します。
アロエのチカラ オーガニック化粧水
日本製で原材料もオーガニックにこだわって作られているのが「アロエのチカラ」です。
主成分は、アロエベラ(保湿・シミやくすみを防ぐ)と月桃(抗酸化作用)で、合成成分を一切使わずに天然成分100%で作らています。
原料は有機栽培、無農薬栽培、オーガニック原料が元になっています。
使い心地はしっとりしています。
プリメラ オーガニエンス ウォーターリーエッセンス化粧水
「プリメラ」は肌が美しい人が多い韓国の化粧水です。
透明感のある肌を目指している方におすすめです。
プリメラは韓国のオーガニック化粧水です。
シャバっとした水のような化粧水でコットンで拭き取って使うタイプの化粧水です。
汚れを拭き取って水分を満たす化粧水というところでしょうか。
使い心地はさっぱりとしています。
アロインス化粧水
たっぷり使いたい方には「アロインス化粧水」がおすすめです。
たくさん入っていて値段も安いコスパが最高のオーガニック化粧水です。
天然由来成分が99%で、香りも精油が使われています。
安いけれど安心の日本製です。
少しとろっとしています。
使い心地はしっとりしています。
アロインス化粧水はオーガニックとそうでないものがあるので、オーガニックが良い方は間違えないように気をつけてくださいね。
まとめ
化粧水は一度作って見ると実はとても簡単なことが分かります。
アロエ化粧水は少し期間がかかりますが、難しいことはありません。
実際に何年も使っていますが、手作り化粧水の効果については一度試して実感してみてほしいな…と心から思います。
少なくとも私にとっては手作りのアロエ化粧水は美肌に最適です。