囲碁界史上初の七冠を達成した井山裕太さんが、囲碁の世界大会で中国人に負けました。
「あれ、囲碁って日本が最強じゃなかったの?」と思った方も多いと思います。
実は、囲碁の世界ランキンキングを見ると明白に分かるのですが、世界のトップ20に入っているのは「井山裕太」ただ1人なんです。
驚きますよね!
そこで、ここでは「世界の中で日本の囲碁のレベル」「世界で勝てない理由」などをまとめてみました。
日本の囲碁は世界の中では弱い?
日本で、囲碁界史上初の七冠を達成した井山裕太さんは、なんと世界のランキングでは18位です。
囲碁を知らない人は「え!」ってなりますよね。
なおかつ、世界ランキングで20位以内に入っているのは、井山裕太さんのみ。
そして、世界ランキング20位以内の内容を見ると更に驚きます。
囲碁の世界ランキング20人の内容?
- 日本人:1人(井山裕太)
- 韓国人:4人
- 中国人:15人
ほとんどは中国人で、残りは韓国人なんです。
さらに、ランキング100位以内をみると更に驚きます。
囲碁の世界ランキング100人の内容?
- 日本人:1人(井山裕太)
- 韓国人:36人
- 中国人:63人
つまり、囲碁の世界ランキング100位以内でも、日本人は井山裕太さんただ1人。
井山裕太以外の日本人が出てくるのは、110位から。
これを見て、びっくりしました。
世界の囲碁界を席巻しているのは、中国人と韓国人!
中国・韓国は強くて、日本は弱い。
日本国内では、井山裕太1人だけが日本人を圧勝している構図です。
つまり、ライバルが不在ということです。
日本の中では圧勝する井山裕太も、世界の中では18位。
このデータを見る限り、世界の中では「日本囲碁は弱い」と言っていいでしょう。
だからこそ、現在の日本囲碁界は「井山裕太」頼り!
日本の囲碁は世界でなぜ勝てない?
実は昭和の時代までは日本の囲碁は強かったのですが、今では中国人韓国人に圧勝されています。
ではなぜ、このような結果になったのでしょう?
中国・韓国の囲碁教育がすごい!
様々な理由があると思いますが、最も大きなポイントは中国や韓国での囲碁教育にあります。
中国では、中国全土から有能な子供を見つけ、幼少期から囲碁の集団生活を送ります。そこで寝食を共にして、切磋琢磨し合います。しかも、通常の学校には行きません。
幼少期からの英才教育なので、インプットの時間も、考える時間も、囲碁の経験も圧倒的です。
これは、かなりの違いを生みます。
また、囲碁に一点集中なので囲碁で結果が出せなかったら、生きていけないという危機感もあります。
遊びではなく、人生を賭けてやっている。
それほど、鬼気迫る気持ちでやっているのでそれは強いはず。
そもそもの覚悟が違います。
なんだか、亀田三兄弟みたいですね。ボクサーにならなかったら、俺の人生はない!みたいな。
まとめ
勝手な先入観で、日本の囲碁がトップだと思っていましたが、今回調べてみて実は日本の囲碁は世界の中ではまだまだ弱かった…。
「井の中の蛙、大海を知る」とはこのこと。
ただ、井山裕太さんが出てきたことで、さらに日本の囲碁も盛り上がって天才囲碁棋士がもっと出てくれば、日本もまたトップになれるかもしれません。
期待しましょう!