春の嵐の警報が3月〜5月にかけて毎年よく出ますよね!春の嵐のことをメイストーム(5月の嵐)と呼ぶこともあるそうです。
実は、つい最近まで春の嵐と春一番ってなにが違うのか知りませんでした。
そこでここでは、「春の嵐とは?」「春の嵐と春一番の違い」「春の嵐はいつまで続くのか」について、わかりやすく図解で簡単にまとめてみました。
春の嵐の意味とは?
春の嵐とは、呼んで字のごとく「春に起こる嵐!」のことです。
春の嵐の発生原因は、北から流れ込む低気圧の冷たい空気と南から流れ込む高気圧の暖かい空気がぶつかりあって、生じます。
その結果、時には竜巻、気温の低下、暴風、高波などか起きます。
春の嵐の期間は、毎年3月〜5月。
春一番とは?
春一番は、立春(2月)〜春分(3月)の期間で、南側からの高気圧「8m/s以上の風(10分間平均で)」がその年初めて吹き込んだもののことを言います。
つまり、春一番を使えるのは1年に1度限り!
春一番の日は、暴風が吹き荒れ、次の日は快晴となり気温が上昇します。
春の嵐と春一番の違いは?
春一番は、2〜3月の間の一回限り!なのに対して、春の嵐は、3〜5月の間の低気圧による突風や暴風に対して常に使われます。
一回限りか、何度も使われるかみたいな違いですね。
春の嵐と台風の違いは?
春の嵐と台風の一番の違いは、その範囲です。
以下の図をみてもらうとわかりやすいと思います。
春の嵐は低気圧の中心から離れていても風の威力が強いのに対して、台風は範囲がかなり限定されます。
また台風は、北大西洋などの熱帯の海上で発生し、低気圧が17.2メートル以上になったものを台風と呼んでいます。
春の嵐はいつまで続くの?
春の嵐の期間は、3月〜5月の間に急速に発達した低気圧によってもたらされます。
そのため、春の嵐は5月頃までは続きます。
春の嵐のピークは主に4月。
春の嵐が終わって、今度は梅雨時期、梅雨が終わって夏の台風というカタチですね!
春の嵐の対策は?
政府広報オンラインに素晴らしい図がありましたので、引用させて頂きます。
この図のように、物干し・洗濯物・植木など、倒れそうなものや飛びそうなものは固定しておくと安心です。
また車の運転時は突然の突風に気をつけ、海沿いでは高波などに気をつけましょう!
まとめ
春の嵐で天気が荒れることが予想される場合は、事前に「この日は春の嵐で天気が崩れます」と発表されます。
テレビで気象予報士の人がよく「春の嵐になります!」と言っていますよね。
「冬から春、春から夏」など季節の変わり目には、急激に気圧が変動し天気が崩れ、体調を崩しやすくなります。
くれぐれも健康には気をつけて下さいね!