普段、慣れないレンタカーや知人や会社の車を借りたときに、給油口の位置が左右どっちにあるのかわからなくなったりしますよね。
また、給油口を開けるレバーの場所がわからなくなったり…。これはガソリンスタンドの人に聞くと教えてくれます。
そこでここでは、「給油口の左右の位置を判別する方法」「なぜ給油口の左右の位置が違うのか」「メーカーは統一しないのか」などについてまとめてみました。
給油口の左右判別方法
最もわかりやすい方法は、車のガソリンメーターにある、ガソリンの給油機マークの矢印を見ること。
この写真の場合は、給油機マークの横に→の矢印があるので、右側に給油口があります。
この写真の場合は、給油機マークの横に←の矢印があるので、左側に給油口があります。
この方法は、100%確実な給油口判別方法です。
これ以外にも、外れる可能性はありますが簡単な判別方法があります。
【その他のわかりやすい給油口判別方法】
- 運転席がある方の逆側に、給油口があることが多い
- マフラーの反対側に、給油口があることが多い
この2つの方法は、よくメーターが見えない場合や目の悪い人には良い方法だと思います。ただし、外れる可能性があることだけは覚えておいてください。
給油口の位置
実は、給油口の位置は法的に決められています。
給油口の位置の法律的な決まりは、
となっています。
これさえ守れば、どこにでも給油口を付けて良いとなっています。つまり、給油口を左右どちらかに付けなければいけないとう規定はありません。
どっちにつけるかはメーカーの自由ということですね!
左右の位置が違う理由
給油口の位置の法的な決まりを見てもわかるように、給油口の左右が違う最大の理由は、
と決まっていないためです。
これが決まっていれば、間違いなく統一されるはずです。しかし、給油口の左右に関してはメーカーに任せています。
そのため、給油口がメーカー、年式、車種で変わってきてしまうのです。また、メーカーが同じでも、給油口の左右は統一されていないこともしばしば。
車を開発する基本的な傾向としては、
- マフラーは熱を持つので、給油口から遠い所に付けたい
- 排気ガスの問題から、マフラーは歩行者から遠い右側が好ましい
そのため給油口は左側になることが多いようです。
また、給油口を統一したらセルフのガソリンスタンドで行列ができるという声もありますね。ただし、そこまで考えては作っていないような気がしますが…。
どちらかというと自動車メーカーの開発効率や都合で決まっている様子です。
まとめ
給油口が左右で統一されないのは、法的にどちらかに統一されておらず、メーカーに任せているためです。
さすがに、給油口をどちらかに統一しなさいと法律で決めるのには、無謀過ぎますしね!
給油口が左右どっちに付いているかは、
- 燃料メーターの矢印
- 運転席の反対側に、給油口があることが多い
- マフラーの反対側に、給油口があることが多い
を参考にして下さい。
初めての車に乗る場合は最初に確認すると、安心かもしれません。