「カウンセリングを受けても効果がない」「カウンセラーが信用できない」「胡散臭い」「カウンセラーが病んでる」「もうやめたい」「でも、やめるのも怖い」
カウンセリングを受けていると様々な感情、不安が出てきます。また、カウンセラーという職業はそもそもいるのか?という考え方もあります。
ここでは、「カウンセラーとは何か?」「カウンセラーの実態」「カウンセラー・臨床心理士・心の専門家という職業がいるのか?」について、考えてみたいと思います。
カウンセラーとは?
カウンセラーや臨床心理士って何なんでしょうか?
現状の定義だと、
心の問題を学び、心の問題を解決する方法を学び、人の話を傾聴したり行動してもらうことで相手の苦しみを助けてあげるという意味合いに、大体はなると思います。
なぜ、カウンセラーになろうとするのか?
自分がトラウマや同じ症状で苦しんでいて、それを解決した経験から今度は助ける側に周りたいという人が多いように見受けられるます。
または、あるカウンセリング手法で救われたから、その手法のカウンセラーになりたい。ある本を読んで救われたからカウンセラーになりたい。という場合もあるでしょう。
なぜ、カウンセリングで助けられたらカウンセラーになるのか?
そもそもカウンセリングで自分が楽になれた、救われたから自分もカウンセラーになりたいというのは一見、まともに見えるかもしれません。
しかし、私はここに欺瞞性を見てしまいます。
もし、自分が本当に救われたのなら、なぜ自分の道を歩もうとしないのだろう。自分の可能性を追うことをしないのだろう。
なぜ、カウンセラーという職業にこだわるのだろうか?と。
カウンセラーの実態は?
すべてのカウンセラーを見たわけじゃないので、あくまで個人的な意見を言いたいと思います。
- 頭でっかち(スキルや知識に頼りすぎ)
- やたらと甘ったるい雰囲気で、受け入れてくるので気持ちが悪い
- 嘘くさい
- 挙動不審
- 弱々しく、暗い
- エネルギー値が低い
- 人生経験から来る強さがない
- 表面的な薄っぺらい明るさ
- 自分の内面的問題を解決できていない
- 自分の自己重要感を満たすためにカウンセリングしている
- 自分の生活・お金のためにカウンセリングをしている
- スピリチュアルにやたらと傾倒している
- 人を酔わせようとする。幻想に引き込もうとする
- 自分の考えに従わせようとする
ま、やたらとネガティブに書きましたが、本音です。
カウンセラーになれるってどういうこと?
そもそも、心の問題を扱うのに勉強が必要ということが正直わからない。
例えば、
わかりやすいところでNLP(神経言語プログラミング)があります。
NLPのカウンセラーになるには2週間の訓練で50万円かかるとします。
2週間学びましたと。
それでカウンセラーになれるの?
普通の感覚で考えても、いやいや無理でしょ。そういう人間にカウンセリングしてもらいたいと思わない。
なぜ、こんな馬鹿な問題が起こるのか?
ここで一番問題なのは、頭の知識と心の問題をごっちゃにしていること!
頭と心の問題はべつ!
頭で心を理解したと思い込んでいるカウンセラーは多いと思う。また、自分と相手を同じだと思い込み、自分が解決されたのだからあなたも解決できると、平気で思い込める。だから平気ですぐにカウンセラーになれると思ってしまう。
全然、甘いよ。
そう思えてしまう時点でカウンセラーのセンスはない。
そんなんでカウンセラーになれるはずがない。
カウンセラーという言葉が好きじゃないが、あえてカウンセラーという言葉を使うなら、
本当にすごいカウンセラーは、徹底的に自分の痛みや苦しみに敏感で、それに現在も苦しみ続け、それでも明るく乗り越えて生きている人だと思っている。
これは知識ではなく、自分の心の感受性から来ます。
こういう人を私はカウンセラーとは呼ばず、クリエイターと定義しています。
心の感受性こそカウンセリングの基礎
自分の苦しみや心の痛みをちゃんと感じるからこそ初めて、相手の苦しみに共感ができる。
スキルで共感ができると思っている人間は、傲慢だし不遜だし汚いと思う。
その人間は相手を理解しているのではなく、心理学のスキルを相手に適応しているだけ。相手なんかみちゃいない。そして、そういうことが平気でできる人間は、心の感受性が麻痺している。
人は人に救われる。
NLPやその流派が凄いのではなく、ミルトンエリクソン個人の力がすごい。
ユング心理学にしても、ユングの個人の力がすごいのであって、ユング心理学を学んだ人間がすごいわけじゃない。
ユング心理学を学んだ日本では有名な河合隼雄さん個人がすごいのであって、その他のユング心理学者がすごいわけじゃない。
言いたいポイントは、何を学ぼうが、その人間によるということ。つまり、その人間の人格に救われるとしか言えない。その人格を持っている人がたまたまユングを学んでいたというだけの話。
最初にあったのは、人格であって、心理学が先にあったのではないということ。
料理人で例えると、
- 料理人の人格
- ⇒レシピや包丁などの技法
- ⇒料理
いくら良いレシピや包丁があっても、料理人のセンスが無いと、料理は不味くなる。
心理学者の場合、
- 心理学者の人格
- ⇒ユング、フロイト、アドラー、トランスパーソナル、悟り系、スピ系、仏教、アドヴァイタ、ヴィパッサナーなどの技法
- ⇒カウンセリング
いくら良いカウンセリング方法や心理療法があったとしても、人格がない人間は本に書いてあることを間違って認識する。そして、自分勝手に認識したものを、技法として使ってしまうので、どーにもならなくなる。
資格(臨床心理士も含む)でカウンセリングができるという、そもそもが間違っていると思っている。
本当のカウンセラー気質の人
本当のカウンセラーって自然とその人の周りに人が集まってきて、その人を好きになって、自然とリーダーになって、みんなから頼られるような人だと思っている。
いわゆるエネルギー値が高い人。
エネルギー値が高く、いろんなことが見えるからこそ、周りの人を引っ張り上げることができる。
そういう人は、私はカウンセラーって名乗らない。
カウンセラーって名乗りたい人ほど、自己顕示欲が強く、職業意識に囚われている。また、カウンセラーってそもそもエネルギー値が高くなくて、利用者と一緒に泥沼にいるだけ。
いや、まずあなたのエネルギー値を高くしなよって本気で思う。また、エネルギー値が高い人は例外なく自己中心性が低い人です。
カウンセリングをやめたい場合は?
カウンセリングをやめたい場合は、本音を言えばいいです。
意味がないからやめます。でもなんでもいいです。
相手を傷つけてしまうから、穏便にとか思わなくていいです。
そうやって他人のことばかり考えて、自分の考えを出せないから心が病んでいくのです。
また、逆に自分がどう思われるのか?と考えて自分を抑えるから心が病んでいくのです。
あなたの本音だけが大切です。
本音や感情を出すことは、自分で自分を尊重することです。
出しましょう!
まとめ
カウンセラーは、人によると思っています。
田んぼを耕している人が最高のカウンセラーの場合もあるし、コンビニの店員が最高のカウンセラーになる場合もあります。
カウンセラーという職業人に囚われている人ほど、人を救えない可能性もあります。もちろんカウンセラーという人の中に、そういう人がいる場合もあると思います。
自分との相性もありますしね。
自分が人生経験の中で苦しみ、気づき、学んでいったものしか、やりようがないんです。心は資格でどうにかなる問題ではありません。
心は自分の辿り着いた場所からしか、見えませんから。