東京(品川)〜名古屋〜大阪間を走行する予定のリニアモーターカー!
現在も品川や名古屋など、至る所でリニア中央新幹線の工事が行われています。
リニア中央新幹線の開通工事は、リニア工事の談合疑惑問題や静岡県との環境対策を巡る対立があったりして、思うように進んでない状況もあります。
そこでここでは、「リニア中央新幹線の開業日はいつになるのか」また、「そもそもリニア中央新幹線をなぜ作るのか」「料金(運賃)や時間、速度」など、リニア中央新幹線の疑問についてわかりやすく解説したいと思います。
【東京⇔名古屋】ルートと開業日
リニア中央新幹線のルートは、東京・品川〜神奈川(相模原市)〜山梨県(甲府市)〜長野県(飯田市)〜岐阜県(中津川市)〜名古屋。
総距離286km
開業予定日は、
になります。
相当な年月と莫大資金を使って行われる工事になっていて、東京・品川〜大阪までの工事費は9兆300億円!
この工事は、深い場所までトンネルを掘ったり、地下水の問題があったりと一筋縄では行きません。
最短で2027年開業と思っておいたほうが良いかもしれませんね。
【名古屋⇔大阪】ルートと開業日
リニア中央新幹線は、東京・品川〜名古屋までではなく、最終的に大阪まで開通させる予定です。
開業予定日は、
になります。
当初は2045年開業予定でしたが、さすがに遅いということで8年前倒しになりました。
東京・品川⇔名古屋間から更に10年後。
2040年は、人口減少により家の3戸に1戸は人が住まなくなり、全国自治体の半数近くが消滅の危機にさらされるという予想が立っている年です。
リニア中央新幹線に乗車する人を、どのくらいに想定しているでしょうか。使ったお金の元が取れる気がしませんね…。
リニア中央新幹線の料金や時間、速度
リニア中央新幹線の想定料金や時間と速度についてまとめてみました。
リニアモーターカーの最高時速は約500キロです。
東京・品川〜名古屋間
新幹線 | リニア | |
---|---|---|
時間 | 約1時間30分 | 約40分 |
料金 | 11,090円 | 11,790円 |
中間駅全てに停車すると72分
料金は、現状の値段+700円が予定されています。
普通に安いですね!
東京・品川〜大阪間
新幹線 | リニア | |
---|---|---|
時間 | 約2時間30分 | 67分 |
料金 | 13,620円 | 14,620円 |
料金は、現状の値段+1,000円が予定されています。
なぜ、リニア中央新幹線を作るの?
JR東海道の発表では、東海道新幹線が開業してから50年以上経過したことによる経年劣化。また、大規模災害への備えを考えなければならない。とありました。
気になったのは、大規模災害。
大規模災害とは、南海トラフ巨大地震のことだと考えられます。
2018年南海トラフ巨大地震の発生確率予想が発表され、今後30年以内に南海トラフ地震(マグニチュード8~9)が起きる確率は70~80%に引き上げられました。
現在の東海道新幹線は海沿いを走り、南海トラフ巨大地震のエリアに完全に被っています。静岡県では津波が30メートル以上になると予想されているため、早急に新しい新幹線のルートを作りたいという意図があったと考えられます。
まとめ
リニア中央新幹線は莫大な金額と時間と労力を使って行う一大事業と言って良いと思います。
しかし、今後も問題は山積みです。
2020年の東京オリンピック以降の日本の経済状態や地震などの自然現象に加え、リニア中央新幹線沿線の騒音問題、リニアモーターカーの電磁波問題、南アルプスのトンエネル工事と、超えなければいけないハードルは多い。
リニア中央新幹線工事の動向は、これからも色々ありそうですね。
コメント
リニアモーターカーのいろいろなことが知れました。 自由研究も「taroz.info」のサイトのおかげで、順調に進んでいます。
コメントありがとうございます!
自由研究がんばって下さいね!