恐山の後は「大間のマグロ」で知られる本州最北端「大間崎」へ。
夏真っ只中だからなのか、無料駐車場はすでに観光客で賑わっている。駐車場から少し歩くと、【本州最北端の石碑】や【マグロの石碑】が見えてくる。
大間崎は僕の中では「岬」というより「観光地」のイメージ。
大間崎の観光案内所
【営業時間】:9:00〜17:00
【営業期間】:4月〜10月
石碑の隣りにある観光案内所らしき建物の2階では、女性が三味線を弾いている。
はじめて三味線の生演奏を聞いた。三味線の音は独特で耳に残る音楽。そういえば青森は「津軽三味線」が有名だったなと今更ながら気づく僕。
大間崎の食事、マグロ丼断念!
三味線を聴きながら観光案内所で涼み、「せっかくだから大間のマグロでも食べてみるか」と駐車場に向かいながら良いお店を探してみる。
…が、観光地、だね。
土産物やら店頭販売やらの呼び込みにゲンナリ。お店に入る気がだんだん失せていく…。結局、どこのお店にも立ち寄らず車へ戻り出発。
でも、良い車中泊スポットにはなりそうだった。
大間崎テントサイトで車中泊、キャンプはイケる!
大間崎には、本州最北端のキャンプ場【大間崎テントサイト】があるので、ここで車中泊は問題なくできる。
【住所】: 青森県下北郡大間町大字大間字大間平17-1
【料金】:無料
【設備】:トイレ、炊事場があり
大間崎からホテル十和田へのドライブ
そして今日はここからが大変だった。
今日はホテルを十和田市に予約済。宿の心配をすることもないので、大間崎から十和田市までで行くことは決まっている。
ガソリンは約半分。本当は大間崎で満タンにしていく予定だった。
…が、土産物店の呼び込みにイライラし、更には駐車場ですれ違った警察官の態度が横柄で腹が立ち、大間でガソリン入れたくない!!と予定変更。
日本最北に生息する野生の猿
十和田市まで行く道は北限の野生の猿がいる「国道338号線」をひたすら進むことに。道は綺麗に整備されているがカーブが続く。
お店も何もなく、車もほとんど通らない。窓全開で自然の空気を堪能しつつのんびり進む。最初は上り坂が多く、「猿いないね」などのんびり会話しながらドライブ。
だが、のんびりムードは少しづつピリピリムードに変わっていく。なぜか?
ガソリンが…。
上りが続いたためなのかガソリンのメモリがどんどん減っていく。それでも2メモリぐらいまでは気にしつつもまだ穏やかな雰囲気。
野生の猿にも遭遇。数はそこまで多くはなかったけれど普通にいる。
上り坂が終わると今度は下り坂。こちらもカーブは多い。途中、50代半ばあたりのおじさんが自転車で山道に挑戦(?)しようとしているのを見かける。
止まって息を整えているようだが、身体から湯気がでている。ここまでも来るのも大変だったんだろうことがひと目で分かる。
「これからここ登るの?真っ暗でなにもないのに…?」など心配になる。
だが、他人の心配をしている場合ではなかった。
ガソリン1メモリ。
ガス欠にはくれぐれも注意を!
あたりはガソリンスタンドどころか民家すらない。取り合えず、携帯の充電器やら音楽やらオフにできるものは全てOFF。
そしてブレーキもアクセルもなるべく使わずに進むようにする。
下り坂でよかった…。途中道の駅「わきのさわ」を発見。
ガソリンスタンドはない。そしてついにガソリンランプが点滅…。本気でやばい。
グーグルマップでガソリンスタンドを探してはいたのだが、閉店していたりそもそもなかったり電話が通じなかったり。
やっと繋がった一件は、その場所を目指していかないとたどり着けない場所。
危機一髪間に合う!
今回の教訓
「山道・峠道を行くときはガソリンを満タンに。基本的にスタンドはない」
ガソリンスタンドが少ないと聞いていた北海道は、そうでもなかったために油断した。もうホント、今日ほど宿をとっててよかったと思ったことはない。
ちなみに宿泊したのは「スマイルホテル十和田」です。