女子高生がSNSなどで使い、流行語になった「マジ卍」。
読み方は、「まじまんじ」です。
実は、使っている本人たちも「マジ卍」をよくわかっていなかったりします。
「知らないのに使えるのか?」と思うかもしれませんが、よく知らないからこそ使いやすいとも言えるのです。
そこでここでは、「マジ卍の意味」「マジ卍の使い方」「マジ卍の発祥がいつから」なのかについてまとめてみました。
マジ卍の意味は?
卍とは、地図記号では「お寺」のことです。
普通に考えると、「マジお寺!」となるのですが、当然そういう意味ではありません。
まず、女子高生が使う主な使い方を見てみたいと思います。
マジ卍の使い方は?
【SNSなどで卍の使い方】
- 調子に乗っている人に言う
「あいつ卍じゃね?」 - ヤンキーに向かって言う
「あいつ卍じゃね?」 - テンションが上っている時に言う
「最高!マジ卍!」 - 写真を撮る時に使う
「はい、卍〜!!」 - 卍を文末に挿入する
「めんどくさすぎて卍」
などがあります。
これらの例を見てもわかると思いますが、卍を様々な意味合いで使っていて、統一性がありません。
つまり、「マジ卍」や「卍」自体に、意味がないのです。
記者が女子高校生に卍の意味をインタビューした返答が、「意味なんてない。卍は卍。あるのは感情だよ」という解答でした。
つまり、マジ卍を使う人は、
マジ卍に意味を持たせているわけではなく、
- 感情や気分
- ノリ
- ちょっと茶化せる
- お互いの共通言語、共通理解
- 卍をつけるとちょっと楽しい
- 卍は意味が固定されていないので使いやすい
- !(ビックリマーク)の変わり
のような、便利な言葉として使っています。
マジ卍の発祥はいつから?
2012年頃から、SNS上で卍やマジ卍が使われだしました。
最初は、ヤンキーっぽいことに対して、卍という言葉が使われていたようですが、卍自体の意味が曖昧な上、卍を言葉につけると面白いためか、それが次第に、様々な感情表現に使われるようになっていたようです。
- 信じられない!=マジ卍!
- ビックリした!=マジ卍!
などですね(笑)
このような場合は、文脈からどっちの意味合いかを探る必要が出てきます。
友達同士だと、卍の使い方が共通言語として確立されているので、確かめ合う必要はないのでしょうが、他人からすると意味が分からなくなるのは当然です。
その他、発祥の噂は、
- ドイツの卍から
- ドゥルルの絵文字「三└(┐卍^o^)卍」から
- 藤田ニコルが卍を使いだしたから
などの噂があります。
まとめ
マジ卍や卍がこれだけ広まったの理由は、
- 卍自体に意味を持たせていない
- 卍の語呂が面白い
- 卍の言葉に汎用性があり、使いやすく、便利だった
などがありそうです。
感情は言葉にすると恥ずかしかったり、言葉がキツくなりがちだったりします。そのような時にバランスを取ってくれるのが「卍」という言葉だっだのかもしれません。
今後もマジ卍は流行り続けるのか。それとも、新しい言葉が生まれるのか。
言葉って、なかなかおもしろいですよね!