自分がないということは、他人の言動にコントロールされやすいです。また、洗脳されやすいとも言えます。ある瞬間これを信じて、次の瞬間真逆を信じるなど、人格が変わったようにも見える特徴を持っています。
自分で自分が嫌いな人の恋愛観
常に受け身で、相手の言うことを真に受けて、相手の奴隷になりやすいです。そして、相手の一挙手一投足に怖れを感じる傾向があります。
また、自分が分からず自信がなく不安なので、相手と一体化しようとします。これは本人は意識していません。無意識に自ら相手に媚びて、同一化しようとします。相手と全く同じ人間になろうとするのです。また、相手にも自分と同じであることを要求しだします。
相手にも自分と同じであってほしいという不可能なことを求めるので、「なんでわかってくれないの」など相手への期待が大きくなりがちです。
これは相手と同一化することで自分が愛されたい、安心したいという心理です。自分で自分が嫌いな人は、自分がわからなく自信がないので相手に依存して自分を支えて貰おうとするのです。
最後に、どうしたら自分を嫌うことから開放されるのか?を考えてみます。
自分で自分を嫌いにならないためには?
解決方法は様々なプロセスがあるので一言では言えませんが、ポイントだけ紹介します。
今まで他人から言われてきて、無意識にまで自分の内面に入り込んだ様々なネガティブな観念や経験をチェックしましょう。
他人が言った言葉は真実なのか?親はどういう人間なのでしょうか?なるべく客観的に観てみましょう。
そして、これは結構荒治療ですが「他人の言葉を一切聞くのをやめてみましょう」どんな権威、権力者、カウンセラーであっても聞いてはいけません。
この世で唯一聞くべきは己の心の声です。他人の言葉はあくまで補助です。
特に大事なポイントは、感情です。
他人のことはこの際考えなくてもいいので、自分勝手に生きて下さい。そして、自分の気持を尊重することを学びましょう。
正直怖いと思います。
自分勝手じゃなくて、他人のことも考えなきゃ。と頭は思うはずです。
人の成長には段階があり階段は飛ばせない
自分がわかなくて、自分が嫌いな人間に、他人のことは残念ながら見えません。
人には段階があります。
まず自分勝手に生きて、自分の感情を優先する段階を経て、自分の感情を感じられて、初めて他人の気持ちや感情もわかりだします。
逆はありえません。
自分の感情を知るから、苦しみ、辛さを知るから、他人の苦しみ、辛さを知るのです。そのステージをすっ飛ばして、頭で他人のことを考えても都合のいい妄想にしかなりません。
成長の階段は1段たりとも飛ばせません。
すぐに解決する問題ではないので、気長に取り組みましょう。
まとめ
自分が嫌いという問題から、自分がわからないという問題、そして、自分の感情をまず生きてみるというポイントまで説明しました。
自分の感覚を尊重するようになればなるほど、多くのことに気づき始めます。自分が考えていたことが180度変わる場合もあります。
細かくは説明しませんでしたが、あなたがあなたの感情を聞けば聞くほど、感情はあなたをあなたのあるべき姿へ導いてくれます。
指導者はあなたの「こころ」になります。
その時、自分が好きとか嫌いにこだわらない人間になっていると思います。自分を好きとか嫌いという次元では語れなくなります。