栄養価が高く和製スーパーフードとも呼ばれる「秘伝豆」。
秘伝豆は青大豆の一種で、大粒で味が濃く一度食べるとやみつきみなります。
また、乾燥させてあるので保存もきくのが秘伝豆の良いところです。
一年中いつでも食べることができる秘伝豆ですが「秘伝豆の料理の仕方がよくわからない…」という方も中にはいますよね。
そこでここでは
- 秘伝豆の茹で方、戻し方
- 人気おすすめレシピ
を分かりやすくご紹介していきます。
秘伝豆の戻し方
秘伝豆の調理方法はとても簡単です。
基本的に「豆をもどして、茹でる」だけ。
茹でた後は、様々な料理に使えます。
秘伝豆の戻し方の手順はいたって簡単
1.秘伝豆を軽く洗い、ホコリなどの汚れを取り除く。
2.たっぷりの水(豆の約5倍)に浸しておく。
なぜ、秘伝豆を水で戻すのかというと「早く火が通るから」です。
乾燥大豆や小豆と同様です。
水に戻さずに茹でてしまうと、中まで火が通らなかったり、火が通るまで茹で続けた結果煮崩れて食感も見た目も悪くなったりします。
秘伝豆の戻し方の経過
1.水に浸してしばらくすると豆がシワシワになってきます。
2.そこからさらに数時間おいて、豆がツヤっとしたらもどし完了です。
戻し時間が長すぎると薄皮が剥けてきてしまうので程よいところでザルに上げてください。
この時豆を戻した水は捨てないようにしましょう。茹でるときに使います。
季節や気温によって時間は変わってきます。時間を調整しながら秘伝豆を戻してくださいね。
秘伝豆の戻し時間の目安
戻し時間の目安は
夏→約6時間
冬→約12時間
水に戻した豆を見て、全てがふっくらしていたら戻しは完了です。
数個でもシワシワしている状態の豆が残っていたら、まだ戻し終わっていません。
秘伝豆を美味しく食べる第一歩として、まずは必ず「ふっくらツヤツヤになるまで水で戻す」ようにしてくださいね。
- 豆の表皮のシワシワが消えて、全体的にふっくらツヤっとした状態が目安です
- 長く水につけすぎると表皮が剥けてしまうので注意する
- 戻した水は使うので取っておいてください
秘伝豆のゆで方
秘伝豆をもどし終えたら次は茹でます。
秘伝豆を茹でる時は「熱湯から茹でる」のがポイントです。
1.戻し汁を使って沸騰させる
2.沸騰した湯に秘伝豆を入れる
3.硬さが良ければザルに上げて完成
秘伝豆を茹でる時は「もどし汁を使って茹でる」ようにしてください。
豆の戻し汁には豆に栄養素が溶け出していると言われています。
1.ザルと鍋に「秘伝豆(ザル)」と「もどし汁(鍋)」を分ける
秘伝豆を茹でる時は豆をもどした時の水を使って茹でていきます。
秘伝豆はザルに開け、もどし水は豆を茹でる用の鍋に入れます。
2.鍋のもどし汁に水を足して沸騰させ、秘伝豆を入れる
鍋たっぷりになるぐらい水を入れて沸騰させ、その中にもどした秘伝豆を入れます。
塩をひとつまみ入れて茹でます。
塩を入れることによって綺麗な色に仕上がります。
3.白い泡が出てきたら一粒味見をし、硬さがよければザルにあける
少し経つと豆が浮いてきて白い泡がぷくぷくしてきます。
一粒味見して硬さがよければザルにあけます。
茹で時間の目安は約5〜10分。
このとき、できれば豆の茹で汁も取っておいてくださいね。他の料理に活用できます。
秘伝豆を茹でた後の汁はほんのり甘く豆のうまみが溶け出しています。
スープや煮物、炊き込みご飯などに使うと味わいがますのでぜひ試してみてください。
茹でたての秘伝豆に塩を軽く降って食べてみてください。絶品です!
たくさん茹でたら冷凍して保存しておけばOKです。
秘伝豆は水から茹でるレシピもありますが、沸騰したお湯で茹でた方が食感も味も好きだったのでこちらのレシピをご紹介しています。
ぜひ、お好みの茹で方を探してみてくださいね。
秘伝豆50g(茹でる前)はどれくらい?
乾燥豆は水に戻すと量が増えます。
乾燥わかめを少量戻したつもりなのに、すごい量になってびっくり!!という経験がある方もいますよね。
それと同じです。
では、料理する際一度にどれくらいの量を水に戻せばいいのか気になりますよね。
参考までに、茹でる前の秘伝豆50グラムが茹でた後どれくらいの量になるのかご紹介していきます。
50gの秘伝豆を水に戻すと
乾燥した秘伝豆50グラムを水に戻すと100グラム前後まで増えます。
約2倍ですね。
水をたっぷり吸ってふっくらした秘伝豆は、当然ですがサイズも大きくなります。
戻した秘伝豆を茹でてもそこまでグラム数は変わりません。
よかったら参考にしてみてください。
乾燥した秘伝豆を水で戻すと約2倍になる
秘伝豆の簡単な人気おすすめレシピ
秘伝豆は栄養価も高く、様々な効果が期待できるので毎日の食事に取り入れてていきたいですよね。
塩をふっただけの秘伝豆は絶品ですが、普段と違う食べ方もおすすめです。
手が込んだものはちょっと…という方のためにここでは人気レシピの中から簡単にすぐできるレシピをご紹介していきます。
どの料理も分量は「適量」です。
好きな量を味見をしながら調節して作ってみてください。
- 秘伝豆の混ぜごはん
- 秘伝豆のツナサラダ
- 秘伝豆のチーズ餃子
- 秘伝豆のピザトースト
レシピ1:秘伝豆の混ぜごはん
【材料】
- 炊きたてのご飯
- 茹でた秘伝豆
- 塩
【作り方】
1.全ての材料ざっくりを混ぜれば完成です。
お好みでしらすやゴマなどを入れても美味しいです。
「塩だけで本当においしい?」と疑問に思う方もいますよね。そう思った方は本物の塩を使って作ってみてください。
岩塩でも海水塩でもどちらでもいいと思いますが、自然塩がおすすめです。
個人的にはクリスタル岩塩をここ何年も愛用していて、色々な料理に使っています。優しい味わいで気に入っています。
レシピ2:秘伝豆のツナサラダ
【材料】
- ツナ缶
- 茹でた秘伝豆
- 千切りキャベツ
- マヨネーズ
- 塩
【作り方】
1.ツナ缶の油を切っておく
2.1と他の材料を全部混ぜて完成
キュウリや大根、長芋などの野菜を入れても美味しいです。
レシピ3.秘伝豆のチーズトースト
【材料】
- 食パン
- 茹でた秘伝豆
- トマトソース(あれば)
- とろけるチーズ
【作り方】
1.食パンにトマトソースを塗る。なければ2へ
2.1の食パンに茹でた秘伝豆ととろけるチーズを乗せる
3.トースターでチーズがとろけるまで焼いて完成
トマトソースの代わりにハムやスクランブルエッグを乗せても美味しいです。
レシピ4.秘伝豆のチーズ餃子
【材料】
- 餃子の皮
- 茹でた秘伝豆
- チーズ
【作り方】
1.餃子の皮でチーズと茹でた秘伝豆を包む
2.油を敷いたフライパンで焼いて完成
チーズの代わりにひき肉を入れて焼いても美味しいです。
レシピ4だけ火を使いますが、そのほかは基本混ぜたり乗せるだけで完成です。
とっても簡単ですよね。
この他にもポテトサラダに混ぜたり、煮物やスープグラタンに入れたり…秘伝豆は幅広い料理に合うので色々アレンジしてみてくださいね。
おすすめの秘伝豆はコレ
秘伝豆は流通量が少ないためスーパーに並ぶことは滅多にありません。
インターネットでの購入がおすすめです。
普段愛用している秘伝豆はこれです。一粒が大きく濃厚な味わいで美味しいです。
大量に安く購入したい場合は楽天がおすすめです。
秘伝豆の栄養や効果について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
秘伝豆のカロリーや賞味期限、保存方法の記事はこちらです。
まとめ
秘伝豆の戻し方、茹で方は慣れてしまえばとても簡単です。
初めはハードル高いなあと感じていても、秘伝豆は水につけておけば勝手にふっくら戻ってくれますし、後は沸騰したお湯に入れるだけなので実は手間はあまりかかりません。
レシピも茹でて食べられる状態になっていれば、混ぜたり乗せたりするだけれ立派な一品になります。
秘伝豆は緑鮮やかな色をしているので食卓も華やぎますよね。
ぜひ、日々のお料理に活用してみてください。