ここまで見てきたように、ネガティブな感情には強弱があり対処法も人によって変わってきます。
ネガティブな感情のレベル
ネガティブな感情が「恨みや復讐心」などに発展していない人は、理性で現実をハッキリと認識する訓練をすれば、ネガティブな感情を理解して手放すことができると思います。
問題なのは、ネガティブな感情を抑圧し続け溜め込んでいる人の場合です。
その人の感情のレベルによって、解放されるまでの時間が変わります。
分かりやすく段階を説明します。
感情の段階
- 感情が麻痺して、全く自分の感情がわからない状態
(肉体で言うと傷を感じない状態) - ネガティブな感情を感じ始める段階
(肉体で言うと傷の痛みを感じ始める状態) - ネガティブな感情を吐き出し始める段階
(肉体で言うと痛みで叫ぶ状態) - ネガティブな感情が落ち着いてくる段階
(肉体で言うと傷が治癒してくる段階) - ポジティブな感情が自然と湧き出る段階
(肉体の傷が治癒して身体を動かせる状態) - ポジティブな感情とネガティブな感情のバランスが取れてくる状態
(肉体の傷が治癒してもっと活動的になる段階) - ポジティブな感情が自然と強くなってくる状態
(明るく周りの人を引っ張るリーダー的存在になる)
わかりやすく書きましたが、一人ひとりこのプロセスは異なると思って下さい。
基本的には、ネガティブな感情が開放されればされるほど、子供の頃の本来持っているポジティブな感情が自然と湧き出るようになります。
ネガティブな感情を解放するには?
ネガティブな感情を開放する決まった方法は存在しません。
人は自分の道以外は歩めないのです。
ここは何度でも立ち返って欲しい、大事なポイントです。
人それぞれの感情の段階によって異なりますし、個性によっても異なり、ある人には正しい方法が、違う人にとっては間違いということは常にありえます。
そこで、基本的に押さえておいたほうが良いポイントを紹介します。
ネガティブな感情を解放するポイント
- ネガティブな感情に気づく
- ネガティブな感情を排除しない
- ネガティブな感情を感じる
- ネガティブな感情を吐き出す
- ネガティブな感情が生じた理由を探す
- ネガティブな感情が自然と落ちる
このプロセスにもレベルの浅い深いが存在します。
気づきのレベルが最初は浅く、続けるともっと深い場所にある観念に気づくことができるようになります。
このプロセスは常に続きますので、焦らず行きましょうね!
まとめ
ここまで見てきたように、一概にネガティブな感情は悪いものではないということが分かって頂けたと思います。
ネガティブな感情に気づいているのにどうしても抜け出せない場合は、無意識的にネガティブな感情に自分が執着している場合もあります。
頭では自分は怒りたくないのに、感情では自分は怒りたいのです。
常に、自分を客観的に見ることが大事です。
感情は天気のように常に変化して、一定ではありません。1日の中で心身共に変化しています。
日々、自分の心に気づき、ネガティブな感情と付き合って行きましょう!