和製スーパーフードとも呼ばれる「秘伝豆」を知っていますか?
山形県の名産である青大豆の一瞬「秘伝豆」は身体に嬉しい栄養素をギュッと含んでいます。
普段見かける黄色い大豆よりも栄養価が高く、また枝豆に似た味わいなのでおやつやおつまみなどに重宝すること間違いなしです。
その名の通り「知る人ぞ知る!」といった秘伝豆ですが、食べやすく、また保存がきくため常備しておきたい保存食のひとつです。
ここでは
- 秘伝豆のカロリー
- 秘伝豆も賞味期限と消費期限
- 秘伝豆の保存方法
についてわかりやすくまとめてみました。
秘伝豆のカロリー
秘伝豆をダイエットのためにに取り入れようと考えている方もいますよね。
「高タンパク・低カロリー」と言われている秘伝豆ですが、実際のところどうなのか調べてみました。
秘伝豆のカロリー(100gあたり) | 約170キロカロリー |
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上記のカロリーは秘伝豆を茹でた後の重さです。(当然ですが乾燥豆100グラムだとカロリーは倍ほど増えます)
100グラムがどれくらいの量かというと「子どものご飯茶碗1杯分ほど」になります。
大人の普通茶碗は140グラムほどなのでそれよりも少なめの量が目安です。
秘伝豆のカロリーは低いの?
ダイエットや美容目的で秘伝豆を取り入れる際に気になるのは、「そもそも秘伝豆のカロリーは低いのかどうか」というところですよね。
主食であるご飯100グラムと比較してみると
100グラムあたり | |
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ご飯 | 約168Kcal |
秘伝豆 | 約170Kcal |
ここで表示しているご飯も炊飯後の食べられる状態のご飯になります。
100グラムあたりのカロリーはご飯と秘伝豆ほぼ一緒です。
ですが、秘伝豆にはご飯には含まれていないたくさんの栄養素がバランスよく含まれています。
さらに、実際に食べてみるとわかりますが、100グラムの秘伝豆は実際には結構な量になり、腹持ちもとても良いです。
結果的に、食べ過ぎ防止にも繋がるのでカロリーを気にする方にはおすすめの食品です。
秘伝豆の栄養素や効果について知りたい方はこちらの記事を参照にしてください。
秘伝豆のカロリーは大豆とほぼ一緒
普段見かけることの多い黄色い大豆と秘伝豆のカロリーはほぼ一緒です。
黄大豆も100gあたり170キロカロリー前後なので同じくらいのカロリーになります。
ですが、茹でて塩をふればすぐに食べられる秘伝豆に対し、黄大豆は塩をかけただけだと味気ない感じです。
黄大豆はサラダや煮物など味つする料理に使われることも多いですよね。その分カロリーは高めになります。
カロリーを気にするのなら、素材そのものの味を楽しめる秘伝豆を食べることをおすすめします。
秘伝豆はおやつやおつまみの代わりにおすすめ
秘伝豆は美容に意識を向けている方の「ちょっとしたおやつ」や「おつまみ」におすすめです。
カロリーを気にしている方の多くは、ダイエットや美容目的の方が多いですよね。
規則正しい食生活を送っていても小腹が空いて我慢できない時もあります。また、お酒を飲む方はおつまみに揚げ物や炭水化物などカロリーが高くなってしまうことも多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめなので秘伝豆です。
秘伝豆には、基礎代謝を上げる大豆タンパクや肌ツヤを整えてくれる大豆イソフラボンなど美容やダイエットに嬉しい栄養がギュッと詰まっています。
時間のある時に多めに茹でておいて冷凍しておけば、解凍するだけで好きな時に食べられます。
ちなみにポテトチップス一袋(60グラム)のカロリーは約340Kcalです。
カロリーはだいぶ高いですよね。でも、気づいたら一袋ペロリと食べてしまった…と罪悪感を感じてしまう方も多いのではないでしょうか?
普段は秘伝豆をおやつにし、ご褒美にたまにお菓子とメリハリをつけると健康面でも美容面でも嬉しい効果を実感できるかもしれません。
秘伝豆の賞味期限
賞味期限もまとめて表にしたので参考にしてみてください。
秘伝豆の賞味期限 | 約2年 |
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保存方法にもよりますが、秘伝豆の賞味期限は開封前の状態で「約2年」といわれています。
ですが、秘伝豆のように乾燥させた豆類は腐りにくく2年を過ぎても食べられます。
秘伝豆は虫やカビなどが発生しなければいつまででも食べることはできますが、3年を過ぎると品質が落ち味が悪くなってしまう可能性が高くなります。
長期間保存がきく秘伝豆ですが、せっかくならば賞味期限内に美味しく食べるのがおすすめです。
乾燥大豆は「生鮮食品」
実は「乾燥大豆」は生鮮食品になるので賞味期限の表示義務はありません。
しかし、乾燥大豆のように生産者が収穫の一環として行う加工である「乾燥大豆」は生鮮食品扱いとなっています。
普段見かける野菜にも賞味期限は記載されていないですよね。それと同じ扱いです。
中には賞味期限が記載されていない商品もあるかもしれませんが秘伝豆を含め「乾燥大豆の賞味期限は約2年」と覚えておけば間違いはありません。
賞味期限と消費期限の違い
余談になりますが、賞味期限と消費期限の違いは…
急速に劣化するもの(早く悪くなるもの)→消費期限
劣化が比較的遅いもの(ゆっくり悪くなるもの)→賞味期限
となります。
また、表示される対象の食品も違います。
消費期限 | 賞味期限 |
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品質が急速に劣化する | 品質の劣化が比較的遅い |
弁当、調理パン、惣菜、生菓子類、食肉、生めん類、ケーキなど | スナック菓子、即席めん類、缶詰、牛乳、乳製品、ペットボトル飲料など |
期限内に食べた方が良い | 期限を過ぎてもすぐに食べられないわけではない |
(※いずれも開封前の状態の期限が記載されています)
たまに「賞味期限が切れても消費期限内だから大丈夫」いう方がいますが、そもそも表示される商品が違います。どちらにしても、食べ物を口にする際は品質の状態に十分注意してくださいね。
秘伝豆の保存方法
秘伝豆は上手に保存すれば長期間美味しく食べられます。
保存する際の注意点は2つです。
- 夏は(20℃以上)は冷蔵庫などで保存する
- 長期保存する際は乾燥剤などを入れておく
1.夏場は冷蔵庫で保存
夏場など20℃を超えるようになったら冷蔵保存がおすすめです。
秘伝豆のような乾燥大豆は生きています。
試しに豆を水につけておくと芽が出てきてぐんぐん成長します。
豆が保存されている場所が暖かくなってくると、栄養分が発芽のために使われ品質が落ちていきます。
長い期間、秘伝豆を美味しく食べるには涼しい場所で保存してあげましょう。
2.長期保存する場合は乾燥剤
秘伝豆を長期保存する場合は乾燥剤を入れておくようにしましょう。
秘伝豆に限らず、大豆類は時間の経過とともに少しづつ酸化していきます。また、長期間保存することで虫もつきやすくなってくるので市販されている乾燥剤等を入れておくと安心です。
おすすめの秘伝豆
普段食べている秘伝豆をご紹介します。
茹でるとふっくらつややかで、濃厚な味わいでおすすめです。
大容量で欲しい方はこちらです。
家では秘伝豆を「つまみ」や「おやつ」の代わりに結構食べるので、30kgの秘伝豆を毎回購入しています。
まとめ
秘伝豆のカロリーは子どものお茶碗約1杯分です。
スナック菓子や菓子パンなどに比べるとカロリーはとても低く栄養価も高くなっています。さらに腹持ちもいいのでダイエットしたい方にはおすすめです。
秘伝豆は乾燥豆なので長期保存も可能です。
一度購入すれば食べたいときにいつでも調理できるので興味がある方はぜひいちど試してみてください。
味も枝豆をもっとふっくら濃厚にした感じで飽きることなく食べられます。