震度7の北海道地震が胆振地方の勇払郡厚真町で発生しました。隣接する安平町でも多くの被害が出ています。
今の文章の中に、いくつもの「漢字が読めない!」「読み方がわからない!」という方は多いと思います。
先に答えを言うと、
- 胆振地方⇒「いぶりちほう」
- 勇払郡⇒「ゆうふつぐん」
- 厚真町⇒「あつまちょう」
- 安平町⇒「あびらちょう」
と読みます。
実際、北海道の地名は通常とちょっと変わっていて、難しいです!
そこでここでは、
- 「胆振地方」「勇払郡」「厚真町」「安平町」の読み方や場所
- 「北海道の地名」が読みづらい理由
について、わかりやすくまとめてみました。
胆振地方の読み方や場所
胆振の読み方
胆振の読み方は、「いぶり」です。
胆振地方の読み方は、「いぶりちほう」となります。
胆振の漢字を普通に読むと、「たんしん」と読めますが、なぜか「いぶり」と読むことになっています。
北海道の地名が読みづらい理由とは?
北海道の漢字が難しい理由を調べてみると、
もともと先住民であるアイヌの人が付けた地名が存在し、そのアイヌの言葉に合うように漢字を当てたようです。
つまり、言葉の音に対して、漢字を当てはめる「当て字」。
そのため、北海道の漢字は難しく、地名が読めないという原因になっています。
【例」北海道の名前の付け方】
- 「オタ・ウシ・ナイ」⇒うたしない⇒歌志内
- 「サッ・ポロ・ペッ」⇒さっぽろ⇒札幌
このような地名の名付け方をしているので、読めないのもある意味当たり前ですね!
胆振の場所はどこ?
胆振地方(いぶりちほう)は、北海道の中央の左下辺りにあり、道央と呼ばれる地方の一部となっています。
胆振地方は、
- 胆振西部
- 胆振中部
- 胆振東部
の3つに別れています。
北海道大地震(震度7)の震源地となった、厚真町は「胆振東部の勇払郡にある町」になります。
勇払郡の読み方や場所
勇払郡の読み方は、「ゆうふつぐん」です。
勇払郡の漢字は、そのまま読むと「ゆう・ふつ・ぐん」となるので、読める人が比較的多い漢字かもしれません。
勇払郡の場所はどこ?
勇払郡は千歳空港のすぐ隣のエリアになります。
勇払郡にある町と村
- 勇払郡・厚真町(あつまちょう)
- 勇払郡・安平町(あびらちょう)
- 勇払郡・むかわ町
- 勇払郡・占冠村(しむかっぷむら)
勇払郡には、3つの町と1つの村が入っています。
厚真町の読み方や場所
厚真町の読み方は、「あつまちょう」です。
アイヌ語の「アツマト」の当て字で、厚真町(あつまちょう)となっています。
アツマトは、湿原にアシの茂る場所という意味があるそうです。
厚真町の場所はどこ?
★厚真町役場の住所は、北海道勇払郡厚真町京町120
2018年の北海道大地震(震度7)の震源地で、被害の影響が甚大になった場所です。
また、厚真町の海岸は、毎年多くのサーファーが訪れる有名な海岸でもあります。
厚真町は古くから縄文人やアイヌ人が定住していたようで、厚真川からは多くの考古学的発見があり、縄文時代の刃なども見つかっています。
安平町の読み方や場所
安平町の読み方は、「あびらちょう」です。
アイヌ語の「アラピラ(崖)」「アビラ(光る崖)」から取ったと言われ、安平町(あびらちょう)となっています。
安平町の場所はどこ?
農業や畜産を盛んな地域で、「アサヒメロン」ブランドや牛が有名です。
また、競走馬のディープインパクトがこの町で生まれたそうです!!
まとめ
- 胆振地方⇒【いぶりちほう】
- 勇払郡 ⇒【ゆうふつぐん】
- 厚真町 ⇒【あつまちょう】
- 安平町 ⇒【あびらちょう】
となっています。
北海道の名前が読みづらい理由は、「アイヌ語の発音に当て字をしているため!」ということですね。