スマ墓とは?申し込み方法や使い方!メリットデメリットや内容は?

スマ墓とは

スマートフォンの中にバーチャルなお墓を立てる、スマ墓が話題です!

スマ墓の読み方は、スマボ。

最近は、「墓を持つための高額なお金」や「墓の維持費」など金銭的な問題でお墓を持たない人も増えています。

また、若い世代は昔のような「墓信仰や葬式坊主信仰」もなくなって、海に遺灰を撒いたりする自然葬を希望する人も増えています。

そんな風潮の中出てきた、スマ墓!

ここでは、

  • スマ墓とは
  • スマ墓の申込み方法や使い方
  • スマ墓の料金や仕組み
  • スマ墓のメリット・デメリット

について、わかりやすくまとめてみました。

スポンサーリンク
レクタングル 大




スマ墓とは

スマ墓

(出典:スポットメッセージ)

スマ墓は、千葉県に本社がある「株式会社・良心石材」が行っている新しいお墓のサービスです。

スマ墓とは、月額500円(税抜)で、亡くなった方の遺骨を預かり、スマートフォンによってお気に入りの場所をお墓にできる

というもの。

スマ墓の内容は?

スマ墓の内容をわかりやすく言うと、

亡くなった方の好きな場所(自宅・観光地など、どこでもOK!)を、「お墓としてスマホ専用アプリにGPS情報を登録」し、その登録した場所に遺族や親戚などが訪れるというもの

遺族がスマホを持って、登録したお墓に訪れると、故人のメッセージが動画付きで流れます!(スポットメッセージ)

スポットメッセージでは、写真や動画、音声によるメッセージを伝えることが可能です。

遺骨はどうなる?

故人の骨は、最大で15年間保管してもらえます。

15年間の保管理由は、

  • お墓を建てたいけれどお金がないので、15年の間にお金を貯める方
  • お墓を建てる場所が決まっておらず、これから探す方
  • お墓を建てるかどうか、まだ決めていない人の保留期間

などのためのようです。

15年の間は、いつでも遺族の都合のいい時に「遺骨の返却は可能」で、15年が過ぎると合祀(合葬)される仕組み

合祀(合葬)とは、骨壷から骨を取り出し、他人の遺骨と一緒に埋葬することです。

スマ墓の料金と仕組み

【スマ墓の料金】

  • 月額500円(税抜)コースは、骨壷の預かりは2つまで

この後は、2つ増えるごとに500円が使いされる仕組み

  • 骨壷3〜4つは、月額1,000円(税抜)
  • 骨壷5〜6つは、月額1,500円(税抜)

スマ墓は、全国対応していて、骨を骨壷に入れて郵便局のゆうパックで配送すればOK!

ここで注意点が、

月額500円とはいえ、年間契約になるそうで、最初に1年分(6,480円)を支払うことになっています

生前申込み

生前申込みというプランがあり、生前に申し込むと死後1年間(6,480円)が無料になります

故人の死後1年間は、遺族にとって精神的、経済的に苦しいだろうということで、無料にしているそうです。

また、遺族に毎年6,480円を支払わせるのは忍びないという場合、生前に15年分前払い(90,720円)することもできます

ただし、遺骨はいつでも返却できますが、一度払った料金は戻ってきません。

スマ墓の申込み方法と使い方

スマ墓の申し込み方法

スマ墓の申込み方法は、2つで電話かメールとなっています。

  1. 電話:0120-137-237(株式会社 良心石材)
  2. メール:ohaka.ryoshin@gmail.com

スマ墓の使い方

【必要な道具】

  • スマートフォン
  • スッポットメッセージアプリ

【使い方】

《メッセージを残したい人が行うこと》

①自分が好きなお墓の場所(メッセージスポット)を決める!

②動画や写真、メッセージを用意して、保存登録しておく(家族、兄弟、孫などに個別メッセージが送れて、200個まで登録可能)

《お墓参りに行く遺族などが行うこと》

①故人が指定した場所に、訪れてスマートフォンの「スポットメッセージアプリ」を開いて、故人の写真や動画、メッセージを聞く。

と、簡単です。

【スマボアプリの登録方法や使い方の動画:2分30秒】

スマ墓のメリット

メリット1:お墓を持つ必要がなく、費用が安く済む

メリット2:置き場に困るお骨を安く預かってくれて、15年経ったら無料で合葬してもらえる

メリット3:故人が好きな場所が、お墓になる

メリット4:遺族に伝えておきたいメッセージを残せる

などが、大きなメリットとして考えられます。

スマ墓のデメリット

デメリット1:お墓という物体がないので、お墓参りに行かなくなる可能性がある

お墓があったとしても多くの人は、お墓参りをなんとなく、思い入れもなくやっている方が多いと思います。

それが、墓もない、故人が好きだった場所に集まるのか。

いずれ忘れられてしまう可能性。

ここは故人と生きていた人の人間関係によりますね。

デメリット2:登録していた場所に、建物が立ったりして、場所がわからなくなる可能性

デメリット3:自然葬の方が安い

スマ墓で年間6,500円ほどを払うなら、自然葬で海や土に返したほうがそこで完結し、費用がかからない

などが、デメリットとして考えられそうです。

まとめ

実感として、お葬式に対して思い入れがある人は少なく、むしろ面倒に感じている方も多いのではないでしょうか。

葬儀、3回忌法要、7回忌法要など、なんでこんなにやらなければならないんだろう?と思っている方もいると思います

本音を言えば、膨大なお金と時間を使って、会いたくもない人に会って、「昔からの慣例」と「それをやらない罪悪感」から行っている行事だと個人的は思っています。

スマ墓はその罪悪感を多少軽減してくれる効果はありそうです。

現代は、葬儀やお墓に対する考え方が大きく変わり、費用がかからない直葬で、親しい人だけで海に撒いてもらえばいいという方も増えています。

葬儀やお墓が大事なのではなく、故人と生きている間にどういう関わり方をしたのかの方が、大事なのではないでしょうか

スポンサーリンク
レクタングル 大




レクタングル 大




関連ユニット