カッパ淵のあとに向かった先は車で10分ほどの坂の上にある「遠野市立博物館」。ここは「遠野物語」を中心に、遠野地域の歴史や昔の暮らしが展示されている。
博物館というから、資料がたくさんあって、昔使っていた道具が展示してあって…と言うアナログなものを想像して中に入るとビックリ。
展示も映像も近代的(?)で、わかりやすい。
そして、気づいた。
「遠野物語」は、知っている気になっていたけど実はほとんど知らないという事実。
遠野物語は妖怪や昔話の世界だった
博物館の中は「遠野物語」が上映されているシアタールームがある。せっかくだからと鑑賞してみた。
「山男」が出てくる物語だったり、「カッパ」の物語だったり。
知っているようで知らない、けれどなんだかどこか懐かしく「ああ、実際にあったんだろうな」と妙に納得してしまう。車の中から見た山に大きな「山男」が住んでいる所をつい想像してしまう。
そして、当時の暮らし方を見てちょっと驚いた。
遠野物語のような、昔の人の生活に憧れる
遠野地域の昔の住まいは「馬」が家の中に住んでいる「曲がり家」。このあたりは昔「馬の産地」として有名で、農業をする時も「農耕馬」として馬と一緒に行っていたのだとか。
そのため、今をとても大切に思い、寒さの厳しい冬は家の中で暖かく過ごせるように、本当に家族と同じように考えた結果、人と馬が同じ屋根の下で暮らすようになったとのこと。
「曲がり家」は、今はもう重要文化財になっていて実際に生活しているところをみることは出いないらしい。
でも、博物館での展示を見てなんだか人と馬のつながりの深さを感じて暖かい気持ちになった。
遠野市観光博物館の開館時間、料金、駐車場情報
【開館時間】
9:00〜17:00(入館受付は、16:30分まで)
【休日】
4月:無休
5月〜10月:毎月の最終日
11月〜3月:毎週月曜日と毎月の最終日
資料特別整理日:11月24日~30日、1月28日~31日
【入館料】
一般:300円
高校生以下:150円
JAFカードがあると50円引きになります。
【駐車場】
駐車場はかなり狭いです。
10台
無料でした。
満車の場合は、近くの「遠野市民センター」もしくは、「とおの物語の館」の駐車場を使うことになります。
こちらは、有料です。
まとめ
遠野市立博物館は、日本人なら一度訪れて欲しい場所。
きっと、どこか懐かしい気持ちになれるはず。
そして、なんかあったかい気持ちになれるはず。