青魚の種類一覧を写真(画像)で!アレルギーの症状や原因と対処方法

青魚の種類

「青魚は身体にいいから積極的に食べましょう!」

いろいろなところでよく聞く言葉です。

一般的に青魚の脂は健康に良いとされ、動脈硬化や認知症、うつなどを予防する効果もありと言われています。

効果を聞くと「よし!青魚食べよう!」という気持ちになりますよね。

でもスーパーに行っても「青魚」という名前の魚なんて売っていません。

  • そもそも青魚ってなに?
  • 青魚にはどんな種類がいるの?
  • 青魚アレルギーの症状や原因は?
  • アレルギーが出たときの対処法は?

このような疑問持っている方も多いかと思います。

そこでここでは、青魚の種類やアレルギーなどについてまとめてみました

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青魚とは

サンマ

青魚とは、背中が青く、赤身の魚の総称です。

代表的な青魚にはイワシやサンマがありますが、スーパーなどで売っている魚の背中は黒いような気がしますよね。

でも泳いでいるときの青魚の背中は緑かかった青色で本当にキレイな色なんです

ちなみに

青魚は…

  • お寿司差さんでは「光り物(ヒカリモノ)」
  • 釣では「青物(アオモノ)」 

と呼ばれています。

【画像で分かる】青魚の種類一覧

まずはじめに青魚の種類と代表的な魚をご紹介していきます。

青魚の種類 代表的な魚
ニシン科 ニシン(鰊)
イワシ(鰯)
キビナゴ(黍魚子)
サバ科 サバ(鯖)
サワラ(鰆)
カツオ(鰹)
マグロ(鮪)
サンマ科 サンマ(秋刀魚)
アジ科 アジ(鯵)
ブリ(鰤)
カンパチ(間八)
タチウオ科 タチウオ(太刀魚)
トビウオ科 トビウオ(飛魚)

それぞれの科の体表的な魚たちを写真でご紹介していきます。

ニシン科

ニシン科は種類が多く、ほぼ全世界の海水に生息し、世界では200種類以上が知られています

口は体の先端、やや上向きについていていて、ニシン科は体長25㎝未満の種類が多く、例外もありますがほとんどが腹部に棘状の鱗がついています。

ニシン

ニシン

イワシ

イワシ

キビナゴ

キビナゴ

サバ科

サバ科の属する種類の魚のほとんどは暖海を回遊している大型の肉食魚です。単独で行動する種類もいますが、群れを作って行動することが多いです。

サバ

サバ

サワラ

サワラ

カツオ

カツオ

マグロ

マグロ

サンマ科

サンマ科の魚たちはすべて海水魚で頭が小さく細長い形をしています。大きさは平均して35㎝前後です。

サンマ

サンマ

アジ科

全世界の温帯・熱帯海域に生息し全長は数10㎝のものから1mを超えるものまで様々な種類の魚たちがいます。アジは「味が良い」ことからつけられたとも言われほぼ全ての種類が食用です。

アジ

アジ

ブリ

ブリ

カンパチ

カンパチ

タチウオ科

タチウオ科の魚は全て海水魚で世界中の海に幅広く生息しています。多くの種類が海深くで生活する深海魚です。タチウオ科の魚たちは細長く平べったい形をしています。

スーパ-では切り身でパックに詰められて売られています。

タチウオ

タチウオ

トビウオ科

海面をを胸ビレを広げて滑空することから「トビウオ」と言う名前がついています。西日本での呼び名は「あご」です。

トビウオ

トビウオ

マグロやカツオは青魚になる?

マグロもカツオも青魚です。

お寿司屋さんのマグロのイメージは「赤身」ですし、カツオもなんとなく青魚ではない気がしますよね。

でも…

マグロはサバ科マグロ属

カツオはサバ科カツオ属

となり、どちらもサバ科に属する背中の青い「青魚」です。

一般的な青魚のイメージはイワシやサンマ、アジといった「手頃な価格で庶民的な魚」というイメージが強いので勘違いしやすいですよね。

青魚のアレルギー症状

体に良いと言われる青魚ですが、青魚を食べてアレルギー症状が出ることもあります

魚を食べて下記のような症状が現れた場合は「魚アレルギー」の可能性があります。

【青魚のアレルギー症状】

  • じんましんが出る
  • 目が腫れる
  • 顔が赤くなる
  • 下痢
  • 吐き気
  • 咳・喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒューする)
  • 呼吸困難
  • アナフィラキシー

呼吸困難やアナフィラキシーなど魚アレルギーは重症化すると命にかかわる事もあります。

原因と対処法

魚アレルギーの原因は、魚の筋肉に含まれる「パルブアルブミン」というタンパク質です。

魚アレルギー体質の場合、1種類だけでなく複数の魚に反応します。

主にアレルギーが出やすい青魚は…

  • サンマ
  • アジ
  • サバ
  • イワシ
  • カツオ
  • マグロ

です。

一番の対処法は、アレルギー症状が出る魚を食べないことです。魚を食べてアレルギー症状がでた場合は、受診し食べても大丈夫な魚と食べられない魚を把握しておくことが大切です。

また、魚を食べたあとに少しでも体調がおかしいと感じたら病院を受診するようにしてくださいね。

アレルギーではなく食中毒の可能性も

魚はアレルギーだけでなく食中毒にも注意が必要です

魚アレルギーと勘違いされやすいのが症状がよく似ている「ヒスタミン中毒」です。

ヒスタミン中毒とは

ヒスタミン食中毒とは…
アレルギーとは関係なく、ヒスタミンを多くとったときに起こるものです

現れる症状は青魚のアレルギーとほぼ同じです。

アレルギーと違うのは、ヒスタミンを摂取した人の誰でも起こる可能性があるということ。

ヒスタミンは、魚を常温で放置すると増殖し、腐敗とは関係なく増えていきます。見た目や臭いに異常がなくても増え続け、そうなると煮ても焼いてもヒスタミンを破壊することはできません。

加熱で防げる食中毒と違い、ヒスタミン中毒は火を通しても防げません

ヒスタミン中毒を防ぐためにはとにかく魚はすぐに冷蔵庫に入れることです。常温放置はぜったいNGです。

まとめ

青魚とはイワシ・アジ・サバ・トビウオ…など「背中の青い赤身の魚」の総称です。

人によっては青魚を食べてアレルギー症状を起こす場合がありますが、もしかしたら食中毒の可能性も考えられます。

青魚を買ったらすぐに10℃以下で保存するようにしてくださいね

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