国内線の飛行機に乗っている時に、悪天候などで搭乗機がダイバートすることがあります。
ダイバートとは、別名「代替空港着陸」とも言われています。
また、言い方も「ダイバート」という人と「ダイバード」という人がいます。
突然アナウンスが流れ「別の空港に行きます」と言われても、「ダイバートした後は、どうしたらいいの…?」と、乗っている客としては戸惑いますよね!
ここでは、
- ダイバートの意味とは
- ダイバートになる原因や理由
- ダイバートした後の航空会社の補償や対応はどうなるのか
について、まとめてみました。
ダイバートとは何?
ダイバートとは、何らかの要因で目的地の空港に着陸できないため、他の空港に着陸することを言います。
そのためダイバートを「代替空港着陸」と読んだりしています。
また、ダイバートの英語は、divertと書き、略してDVTと呼ぶこともあります。
ダイバートになる原因や理由
ダイバートになる主な原因や理由は、
天候不良=目的地空港が暴風や突然の落雷、豪雨や濃霧で着陸できない
視界不良=目的地空港が濃霧などで着陸できない
飛行機の故障=飛行機の機器故障や燃料不足で目的地の空港にたどり着けない
滑走路の閉鎖=目的地空港の滑走路に穴が空くなどの事故で、滑走路が閉鎖されている場合
などです。
ダイバートの原因は上記の理由ですが、実はほとんどが「天候不良」です。
ダイバード時の航空会社の補償は?
日本国内線でダイバートが起きた場合、本来の目的地空港までの移動は、航空会社の費用負担・補償で行くことができます。
実際にダイバートになったらどうしたらいいのか?
交通手段やお金のことなど、不安になりますよね。
天候不良・視界不良・飛行機の故障・滑走路の閉鎖など、どのような理由でダイバートした場合でも補償されます。
「条件付き運行」は補償対象外
唯一例外が「条件付き運行」です。
飛行機の出発前に目的地の空港の気象条件が悪い場合は、もしかしたらダイバートの可能性があることがアナウンスされます。
ダイバートの可能性があることを了承した上で出発した場合は、補償の対象外になります。
ダイバード時の航空会社の対応は?
日本の国内線でダイバートした場合は、本来の目的地空港までの代替輸送を行います。
ダイバートした空港の場所にもよりますが、主な手段は、
- 鉄道
- 路線バス
- バスのチャーター手配
- タクシー
などになります。
もちろん、費用は航空会社負担!
また、たまたまダイバートした空港が、自分の目的地に近い場合は、わざわざ本来の空港に戻る必要はなく、そのまま自分の行きたい場所へ行くことができます。
まとめ
あまり頻繁に乗らない飛行機が、いきなりダイバートになったら焦りますよね。
しかし、航空会社はダイバートの後のシュミレーションをしっかりしているので安心して下さい。
ちゃんと航空会社が目的地空港までの「交通手段の手配」と「移動費用」を、すべて準備してくれるので、指示に従って動けば大丈夫です!
ただし、「条件付き運行」を了承した場合は補償の対象外となるので注意してくださいね。