依存心と万能感が本質
すべての根っこは、「依存心」と「万能感」と言えるような気がしています。
- 他人やまわりの人がやってくれるという、【依存心】
- 自分は優遇されてあたりまえという、王様のような【万能感】
この2つがある限り、人生がうまく行くはずがないのです。
なぜなら、人生の現実は
自分の人生は、他人や周りの人がやってくれることはなく、自分の力で作り上げるもの。
であり、
社会の中では、自分が優遇されて当たり前ということはありえないからです。
依存心や万能感が強い人は、社会に出た時、このギャップに苦しみます。「引きこもり」などの現象はこのギャップに耐えられないことから来るような気がしています。
依存心を克服し自立するには
最初に自分がどれほど依存心や万能感を持っているのかに気づくことから始めなければいけません。
依存心や万能感はかなり巧妙なので、本当に注意深く見ていかないと気づけません。
自己観察
まず、大切なことは自己観察です。
自分の思い通りになるべきと思っている人は、支配欲、コントロール欲が強いです。
自分がイライラする時、自分が焦る時、文句を言いたくなる時に、自分は相手を思い通りにしようとしていないか。自分の思い通りになるべき。だと思っていないか。
と、常に自分の「万能感」や「依存心」を疑ったほうがいいです。
失敗を前提にすべて自分で決めること
依存心が強い人は、すべて親や他人に決めてもらって生きてきたはずです。
だからこそ、今度は日常生活のすべてを自分で決めるのです。
他人の意見、世の中の流行、口コミ、評判、全部無視して下さい。また、何かをやる時に他人に聞いてはダメです。
あなたの気持ちだけで決めて下さい。
その時に、「失敗したらどうしよう」「損したらどうしよう」という考えが浮かびますが、関係ないです。ここで大切なポイントはお金を損することではなく、あなたの人生の主導権をあなたが取り戻すということなのです。
そして、自分自身を基準に生きだし、自分を知り、自己信頼を育てていくことです。そこで初めてあなたは親や他人の人生ではなく、自分の人生を生き始めます。
まとめ
依存心や万能感はかなり根深い問題なので、注意深く取り組んでいく必要があります。
人生が上手くいかない、苦しいと思っている人ほど、自分が持っている依存心や万能感を疑ってみたほうが良いと思います。
依存心や万能感を捨て、自立した大人の世界に行くと、人生が楽に楽しくなること間違いなし!