秋田名物「稲庭うどん」でお昼を済ませた後は、自然の中に向かって車を走らせる。
目指す目的地は「八幡平」。角館から車で約2時間。
八幡平は秋田県と岩手県をつなぎ、「温泉郷」や「スキー場」などの観光でも有名な場所。
八幡平、樹海ライン
八幡平の何処かに、車中泊できる良い場所があることを期待しつつ山頂へ向けてドライブ。
八幡平へ近づくに連れて、自然が多くなり、ドライブが気持ちいい。カーブも多いが車の数も少なく走りやすく道も整備されている。
秋田県川から八幡平へ向かう僕らが走る道は「八幡平樹海ライン」。
「樹海ライン」と呼ばれるだけ合って、あたりは木々に覆われている。特に観光する場所もなくただただ車で山頂に向かう。
八幡平の山頂には「レストハウス」と「無料駐車場」あり
八幡平の山頂には「レストハウス」がある。「レストハウス」の駐車場は有料。レストハウスに用があれば停めてもいいが、特に立ちよる用事もないためそのまますぐ近くにある無料駐車場。
山頂で、僕達が通ってきた秋田県側の「八幡平樹海ライン」と岩手県川側の「アスピーテライン」が交わることになる。
八幡平の「アスピーテライン」行きたかった…
八幡平で景観が美しいと言われているのは、実は「アスピーテライン」。
残念ながら今回は帰りも来た道を戻る。東北の旅は秋田から青森へ向かうため、岩手へ行くわけには行かない。
八幡平で車中泊できる場所は見つからず、とりあえず八幡平の空気を吸って元来た道を戻ることにする。
行きは天気もよく明かるく気づかなかったが、日が暮れてくると周りの木(トドマツ?)がなんだか不気味…。
薄暗くなってきた景色に白く枯れたように見える気が辺り一面に。怖がりの妻は「…怖いよね」一言。
山は、昼間と夜の差が凄い。怖っ!
八幡平に限らず山は、昼間と夜の差がやっぱり凄い。昼間は緑や空気に癒されるが、夜の闇が来ると一転する、山には街頭がなく真っ暗闇。山の静寂や気が擦れ合う音と相まって、妙な怖さを感じてしまう。
とにかく、今夜の車中泊場所探しをしなければ!
八幡平を後にした僕らは、秋田県で場所探し。
この日はここからが大変だった。
道の駅「こさか七滝」で、アブに襲われる!!
まず始めに車中泊の場所の候補とし場所は「道の駅こたき七滝」。
なんと!!車が一台もない。道の駅はすでに営業終了しているし、辺りも静か。今日はすんなり宿が決まってよかったと思ったのはほんの一瞬。
なんとここ。虫がすごすぎた…。
とりあえず「トイレの下見」と思って、車を停車しエンジンを切った瞬間、大量の虫たちが車に体当りしてくる。
「バンッバンッ…」とひっきりなしに。
慌てて窓を締め、しばし呆然…。
なぜ、アブが襲ってくるのか?
実は、吸血虫の「アブ」は車の排気ガスを好んでよってくる。車の色によっても数や虫の種類は変わるらしいが。
なぜ、寄って来るのかというと、二酸化炭素を頼りに吸血する対象を探しているから。蚊と同じ。
アブに刺されると、チクッとした痛みと、ものすごいかゆみが襲ってくる。北海道で経験済み。怖ッ…。
早々に退散する。
秋田県の車中泊の場所探しは、まだまだ続く。