日本一周車中泊の旅では長崎にも立ち寄りました。
街中を走る路面電車は長崎ならではですよね。
車と電車が同じ道路を走る風景は都内に住んでると経験することはないのでとても面白かったです。
そして向かった先は長崎県の「原爆資料館」と「平和記念公園」。
日本で起きた戦争の悲劇を絶対に絶対に忘れてはいけないですよね。
そこでここでは「原爆資料館」と「平和記念公園」の
- 入場料や営業時間
- 所要時間
- 感想
についてまとめてみました。
長崎原爆資料館の入場料や営業時間は?
原爆資料館の営業時間は季節によって異なります。
また、入館は閉館時間の30分前までとなっています。
【営業時間】
- 【1月〜4月、9月〜12月】8:30〜17:30
- 【5月〜8月】8:30〜18:30
- 【8月7日〜9日】8:30〜20:00
※12月29〜12月31のみ休館日
【入場料金】
- 大人200円
- 小中高生100円
- 小学生以下は無料
原爆資料館の基本情報
原爆資料館いはビデオコーナーを設置した図書室やカフェも併設されています。
駐車場は隣接する長崎市平和会館と共用となっています。
ちなみに原爆資料館から平和記念公園までは徒歩で10分もかかりません。
長崎原爆資料館基本情報 | |
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住所 | 長崎県長崎市平野町7-8 |
TEL | 095-844-1231 |
駐車場 | 台数:普通車64台、 障がい者用2台、バス12台 料金:最初の1時間:普通車100円、マイクロバス260円、バス520円 ※その後30分までごと:普通車100円、マイクロバス260円、バス520円 ※二輪車は無料 |
アクセス | 長崎駅前から路面電車(赤迫行)で約12分、原爆資料館下車徒歩約5分 |
長崎原爆資料館の感想
1945年8月9日、午前11時2分、一瞬のうちに長崎に住む約15万人の命を奪った原爆。
学校でも教わるし旅の途中でも戦争を取り扱った写真展に寄ったりもしたけれど、長崎原爆資料館はまたリアルさが違うように感じました。
外の明るい空気が嘘のように資料館に入ると重たい雰囲気に包まれます。
たくさんの被爆時の写真や資料は、当時の原爆の悲惨さがリアルに伝わってきます。
さっき車で通ってきた長崎の街全てが炎に包まれていた数十年前。
全く想像することができませんでした…。
けれど、絶対に忘れてはいけない出来事なのだと思います。
原爆が投下された時刻のまま止まってしまった時計や持ち物などを実際に目で見ると原爆の恐ろしさを目の当たりにするし、また後遺症に苦しみも伝わってくるようで涙が出そうになってきます。
本当にもう二度と戦争はしてはいけないとその当時の壮絶な苦しみや悲惨さを前に改めて実感させられました。
日本の有名観光地に中国人観光客は必ずいる
…ほとんどの来館者が静かに見ている中にひときわ賑やかな集団が…。
中国人のツアー客らしき集団が核兵器の模型の前で大騒ぎをしながらピースサインで写真撮影を。さらに、立入禁止ゾーンの台に登ってまで写真を取り始める始末。
警備員に注意され一度は収まるがまたすぐに同じことを繰り返す。この地に眠る人たちはどんな思いで現代社会を見ているのかな…と切なくなってくる現状でした。
とても悲しい出来事があった場所で、さらにその苦しみや悲しみを二度と起こさないようにという思いからできた資料館で騒いだり大笑いするのは日本人ではないからなのかな…と疑問に思いとても寂しくなりました。
長崎原爆資料館の見学所要時間は?
普通に周って1時間、ゆっくり周りたい人は1時間30分というところでしょうか。
長崎平和記念公園の感想
後味の悪い思いで資料館を後にした僕らは平和公園まで歩いてみることに。
長崎原爆資料館から長崎平和記念公園の「平和記念像」までは、徒歩10分ほどです。
平和記念公園は、原爆落下中心地公園北側、小高い丘にあります。
悲惨な戦争を二度と繰り返さないという誓いと、世界恒久平和への願いを込めてつくられた公園です。
原爆が落下された中心地であることを示す黒い御影石も平和公園も、今では緑豊かでのどかに感じる場所。
公園には象徴となっている「平和記念像」と「平和の泉」がありましたが、戦争の面影を感じることのない穏やかな雰囲気に包まれていました。
心から平和が続くように祈ることしかできませんでした。
長崎市民の平和への願いを象徴する像です。
長崎出身の彫刻家「北村西望氏」が神の愛と仏の慈悲を象徴し、天を差した右手は「原爆の脅威」を、水平に伸ばした左手は「平和」を、軽く閉じた瞼は「原爆犠牲者の冥福を祈る」という想いを込めて制作されたそうです。
直径18 mの円形の大きな泉です。
原爆のため体内まで焼け爛れた 被爆者たちは「水を、水を」とうめきながら亡くなられたそうです。
その痛ましい霊に水を捧げ、冥福を祈り、世界恒久平和と核兵器廃絶の願いを込めて作られたのが「平和の泉」です。
平和の鳩と鶴の羽根をイメージした噴水が舞い、平和祈念式典の前夜には数多くのローソクが灯されます。
千羽鶴の送り方は?
よくテレビで平和への祈りとして千羽鶴が映ると思います。
千羽鶴ってどうやって送るの?と思いますよね。
実は、専用の送り先ががあります。
【平和公園に捧げたい場合は】
〒850-8685
長崎市桜町2-22 長崎市原爆被爆対策部調査課あて
【原爆資料館に捧げたい場合は】
〒852-8117
長崎市平野町7-8 長崎原爆資料館あて
もちろん送料は、自分で負担しなければなりません。
送ると、平和祈念像の両脇や原爆資料館の正面玄関辺りに飾られます。
まとめ
広島の原爆資料館も行きましたが、長崎の原爆資料館の方がインパクトが強く重い感じがします。
過去、本当に原爆投下という現実があったのだなと思えました。言葉にできない何かがあります。ここは是非一度は行ってみることをおすすめします。
いつまでも平和が続きますように。