日本の雪国の中でも特に豪雪地帯で有名な青森県。
「青森県=雪がすごい!」と認識している方も多いですよね。
実際、青森市は世界一の豪雪地帯といわれています。もちろん青森市よりもたくさんの雪が降る場所もありますが、大体が人があまり住んでいない場所です。
人口が30万人を超える都市では青森市の積雪量は、「異次元!!」と感じるほど多く、そしてその白銀の世界は幻想的です。
そんな青森県ですが、こんな疑問を感じたことはありませんか?
- 4月も雪が降る?
- 4月の天気や服装は?
- 4月でもスタッドレスタイヤは必要?
雪も溶け始め春の訪れを感じる4月。青森県行ってみようかな、と考えている方もいますよね。
そこでここでは、青森県の4月の雪事情についてまとめてみました。
青森は4月も雪が降る?
青森の4月は、雪が降ることもあります。
年によって違いはありますが、4月でも10㎝以上の積雪や道路がうっすら白くなる程度の雪は降ります。
データを元にすると過去30年の記録では、4月に雪が降るのは3日ほどらしいです。
だいぶ少ないですよね。
ですが、相手は自然です。降る年があれば降らない年もあります。
4月に青森に行く際は「雪が降るかもしれない」と思って行った方が安心です。
青森の4月は、多くは降らないけれど雪が降ることもある
青森市の3月・4月の降雪と積雪の深さ
参考までに、全国で唯一市内全域が特別豪雪地帯に指定されている「青森市」の3月と4月の降雪と積雪の深さの平均をご紹介します。
2月 | 3月 | 4月 | |
降雪の深さ | 107㎝ | 80㎝ | 16㎝ |
積雪の深さ | 176㎝ | 76㎝ | 6㎝ |
(参照:青森市役所「青森市の冬情報)
4月に入ると積雪・降雪の深さは両方ともぐっと減ります。
ちなみに「降雪量」「積雪量」はどちらも降った雪の量を測るものです。
「降雪量」と「積雪量」の違いは
- 降雪量→ある時間(1時間・6時間など)の間に新しく積もった雪の量を指す
- 積雪量→自然の状態でその時刻の雪の深さを指す
例えば、初雪が1メートル降り、翌日には50センチまで溶けていた場合「降雪量は1メートル、積雪量は50センチ」となります。
青森の4月の気温と服装
青森にいざ行くとなった時に気になるのが気温です。寒いのか暖かいのか知っておきたいところですよね。
そして、青森の4月を快適に過ごすならどのような服がおすすめかをご紹介していきます。
青森の4月の気温
青森の4月の気温は年や場所によって違いますが、過去のデータによると8度前後です。
青森でも有名な場所の平均気温・最高気温・最低気温を表にしてみました。
平均気温(℃) | 最高気温(℃) | 最低気温(℃) | |
青森市 | 8.3 | 13.5 | 3.7 |
深浦市(十二湖) | 8.5 | 12.7 | 4.6 |
十和田湖 | 7.8 | 13.7 | 2.0 |
大間市 | 7.4 | 10.0 | 3.9 |
酸ヶ湯(八甲田山) | 3.0 | 6.6 | -0.7 |
弘前市 | 8.5 | 14.5 | 3.1 |
山の近くの寒さは別格ですが、そのほかは大体8度前後になっています。
当然ですが、青森も4月前半は寒い日が多く、5月に近づく日れ暖かい日が増えてきます。
青森の4月の服装
青森の4月の服装の目安は「4月上旬〜中旬は冬仕様」「4月後半は春仕様」です。
【冬仕様】→厚手のコートやジャケットなど暖かさを重視
【春仕様】→薄手のコートなど脱ぎ着できて調整できる服装
気温は日によって大きく違います。4月上旬でも暖かい日もあれば後半になっても寒い日もあります。
青森に行く際は月刊天気予報を参考に服装を考えるのもおすすめです。
青森の4月の気温変化
青森の気温をざっくりまとめてみると4月でも上旬と後半では気温がだいぶ違います。
最高気温 | 最低気温 | |
---|---|---|
4月上旬 | 10℃前後 | 2℃前後 |
4月中旬 | 13℃前後 | 7℃前後 |
4月後半 | 16℃前後 | 7℃前後 |
4月初めはまだまだ寒く、15日前後あたりから少しづつ暖かくなってきます。後半は20℃を超える日もあり汗ばむ陽気を感じる日もあります。
参考までに東京の最高気温を目安に考えてみると…
最高気温が10℃前後→12・1・2月の冬の季節
最高気温が13℃前後→3月の春の季節
です。さらに、最低気温が5℃以下は東京だと真冬なみです。
暖かければ脱いで調整できますが、寒いのを耐えるのはとても辛いですよね。
服装に悩んだら、インナーに暖かいものを着たり、ストールやマフラーなどを1枚プラスして持っていくなど「寒くないように準備していく」ことをおすすめします。
4月の青森ではスタッドレスタイヤは必要?
青森は4月でもスタッドレスタイヤは必要です。
青森の4月は、3月に比べると格段に雪の量は減りますが、雪が降ることもあります。
特に4月中頃までは気温も低い日が多く、地面が凍結したり雪が残っている場所もみられます。
4月の青森は、車も人も冬装備の方が安心です。
青森のスタッドレスタイヤの交換時期の目安
青森のスタッドレスタイヤの交換時期の目安は4月後半です。
スタッドレスからノーマルタイヤへの履き替えは「気温7℃」が目安と言われています。
年によっても違いますが青森で気温が7℃を上回る日が増えるのは4月20日を過ぎた頃です。
なので、4月後半になるまではスタッドレスタイヤは必須と考えておいた方が安心です。
また、山間部は平地よりも気温が低いので4月いっぱいスタットレスを装着して降りた方が安心かもしれません。
4月後半はその年によって「雪が降る」「地面が凍結する」など気温が低い日があったりするので状況をみて判断する、といった感じになります。
- 青森は4月でもスタッドレスタイヤは必須
- 青森のスタッドレスタイヤの交換時期は4月後半だが、その年の天気に合わせて臨機応変に。(目安は「気温7℃」です)
まとめ
日本の豪雪地帯の中でも特に雪の多い青森は、4月になってもまだまだ寒い日は多いです。
厳冬期に比べれば格段に減りますが、雪が降る日もあり関東以南に住んでいる人たちからすると冬をイメージしてもいいかもしれません。
ですが、4月中旬ごろから少しずつ暖かい日が増えてきます。
桜の開花を参考にするとわかりやすいですが、青森は関東よりも約1か月ほどゆっくりと春の訪れを感じることができるのが分かります。
(東京は3月15日頃、青森は4月15日頃が多いです)
4月に青森にいく際は、暖かい格好でお出かけくださいね。