車中泊で旅をする時に費用がかかりがちなのが「装備などの準備」。1泊や2泊ならそこまでの準備は必要ないが「日本一周」のような長旅は準備次第で旅の質が大きく変わる。
何ヶ月も車の中で生活するため「旅の準備」は、快適に車中泊をする上では大切なポイントになる。
快適かつ安く準備をするために重宝するのが「100均」
ここでは、車中泊の便利グッズについて
- 【100均で買える物リスト】
- 【100均で作る車内カーテン】
- 【100均で作る網戸】
と車中泊の必需品
- 【軽自動車で安眠するためのマットのおすすめ】
についてまとめてみました。
車中泊100均グッズを上手に利用し、格安旅を!
車中泊で旅をする時はまず初めに「準備」が大切。だが、この準備をきちんと考えないとどんどん費用がかさんでいく。
お金をかけるべきところはかけるけど、その他はできるだけ安くするために僕らはいろいろ考えた。
【100均アイテムを上手に利用しながら旅を楽しむ方法】
ここでは僕らが車中泊で日本一周をする時に買ってよかった「車中泊の100均便利グッズリスト」を作成してみました。
車中泊におすすめの「100均便利グッズ」
①カーテンフック&カーテンレール
車中泊でゆっくり眠るためにはカーテンは必須アイテム。
銀色のサンシェードはすぐにずれて落っこちてくるし窓が開けられない。車用のカーテンを全ての窓の分買おうとすると結構高い。
でも、100均のカーテンレールとカーテンフックと家にある布を使えば安く作れる。
長さも自由に決められるからいろんなタイプの車に応用可能。さらに、一度取り付けておけば、長時間の運転で「ちょっと疲れた」という時にいつでも休めるので本当におすすめです。
DIY【100均】で作る車中泊用カーテン準備するもの
【用意するもの】
- カーテンフック(ダイソー)
- カーテンワイヤー(ダイソー)
- ストールなど大きめの布4~6枚
- ペンチ(ワイヤーを切るときに使う)
1.カーテンワイヤーはダイソーの一番長い180㎝を購入。
使用する車によって必要な長さが違うので購入する前に測って置くことが大切です。
2.布は大きい布であればなんでもOK。掛け布団カバーや家にあるカーテンなどでも代用できます。また、1枚1,000円位で買うこともでき(写真の赤・白の布は以前に1000円位で購入したもの)使用後もいろんな用途で使うことができます。
車中泊用カーテンの【作り方】
①車のサイド側にカーテンを取りつける場合
- カーテンワイヤーのフック部分を、車のサンバイザーの根元部分に引っ掛ける。
- もう一方のフックを、後部座席の上部手すり根元部分に引っ掛ける。
長い場合はワイヤーを切り、調整する。 - 取り付けたら、カーテンクリップをカーテンワイヤーに取り付ける。
- 布やストールを窓の少し下の長さになるように調整し、
カーテンクリップで留める。以上で「サイド側」は完成。
②車のフロント部分にカーテンを取り付ける
- フロントカーテンは、サンバイザーの右側の支持部と
左側の支持部をフックで留める形になる。 - その後の流れはサイド側を取り付けた時と一緒になる。
③車のリア部分にカーテンを取り付ける
- リアカーテンは、右後部座席の上部手すり根元部分と
左後部座席の上部手すり根元部分にそれぞれフックで留める。 - その後の流れはサイド側を取り付けた時と一緒になる。
【ポイント】
使用しないときは、後ろでカーテンを紐やストールを使って束ねておきます。束ねずにおくと風が入るたびに布が揺れ、運転していると気になってしまいます。
また、フロント、リア、サイドにカーテンを取り付るとつなぎ目に隙間ができ光が入ってくるので、クリップや洗濯ばさみで留めておくと隙間から光が入らずおすすめです。
次に、網戸作成編
②網戸
網戸も『車中泊』の必需品のひとつ。
夏場は夜は特に「蚊」との戦い。1匹でも「蚊」が車内に入ると安眠妨害間違い無し!
網戸は寝るときだけつけておき、日中は外しておきます。一度作れば、壊れない限り何度でも使えるのでおすすめです。
DIY【100均】で作る車中泊用網戸
【用意するもの】
- プラスチック段ボール(ホームセンターで購入¥800円前後で買える)
- 張替用網戸(ダイソーで購入¥108円)
- ガムテープ(ダイソーで購入¥108円)
- 新聞紙などの紙ッター、ハサミ
車中泊用、網戸の【作り方】
①リアドアガラスの型取りをする
新聞紙をリアドアガラスに貼り付け、窓の形そのままの大きさで切り取る。
多少ずれても問題なし。
②切り取った型をプラスチックダンボールにあてがい、プラスチックダンボールを切り取る
③一度、切り取ったら、車にはめ込んでみる
そこで、大きかったりした場合、切ったりして微調整する。
隙間ができたてしまったら(大体隙間はできる)、ガムテープを羽が出るように二つ折りにして、プラスチックダンボール端に貼り付け、隙間を埋める。
④サイズが合ったら、プラスチックダンボールの内側を切り取り、空気が入るスペースを作る
⑤切り取ったら、内側からガムテープで100均の網戸を貼る
以上で完成。
【ポイント】
網戸は、窓を空けてから取り付けます。付けたまま開け閉めすると壊れる原因になります。
夏用の網戸:番外編
サイズが合えば自作カーテンよりも簡単なスグレモノの「車用網戸」。
車用網戸の取り付け方が簡単で、マジックテープ止め。
車の窓が装着サイズに合えばかなりおすすめ!
③S字フック
小腹が空いた時用のお菓子や比較的よく使うものは、ヘッドの部分にS字フックをして袋に入れてかけておきます。どこに行ったか分からなくなることもなくすぐに取れれるので便利。
④ビニール製のバック
シャンプーや石鹸、醤油等こぼれたら大惨事になるものを入れておきます。ビニール製のバックに入れたものをS字フックでヘッドの部分にかけておけば倒れる心配もなし。
僕らは「お風呂セット」を一人分づつ作ってシャンプーや石鹸やヒゲ剃り(は僕だけ)をバックに準備して車のヘッドの部分にかけていました。
⑤プラスチックかご
足元収納に便利なのが100均のプラスチック製のかご。後部座席の足元にかごを敷き詰め収納すると、区分けもできるのとっても便利。
坊主にするバリカンセットや非常食用の缶詰セット、妻の化粧セット、本セット等に分けていました。
⑥ゴミ袋
65枚セットなどで売られている小さいビニール袋は車中泊の旅で重宝します。車中泊で結構困るのが「ゴミ」。道の駅などでも「ゴミはお持ち帰り下さい」と言うところもある。
家から持参したスーパーの袋でも良いが結構かさばるし、意外とすぐに無くなるので、1セット購入しておくと便利です。
⑦クリップor洗濯バサミ
カーテンの隙間を留めたり、食べかけの袋を留めたり、パンフレットをまとめたり…。クリップは用途多彩。ダッシュボードに常備しておくと何かと使えて便利です。
⑧ハンガー(首の回るタイプ)
ハンガー数本は必ず持っていくことをおすすめします。日帰り温泉や銭湯で使用したタオルや水着などはハンガーにかけ車の窓全開で結構乾く。また、ホテルで洗濯した時もあると便利(ホテルの乾燥機は生乾きになることが多い。そして備え付けのハンガーは数が少ない)
⑨ファイル
入館チケットやパンフレット等、日数が増えるほど旅の資料も増えていく。いらないものはさっさと捨ててしまえば良いが、取っておきたいものもある。
もらったパンフレットはその日の内にファイルに片付けていくと、バラバラになることも邪魔になることもなくおすすめです。
100均を上手に活用して素敵な車中泊の旅を過ごしてくださいね。
次に、車中泊の必需品マットを紹介します。
車中泊の必需品「安眠マット」のおすすめは?
車中泊の旅を長期間する時は「安眠できるかどうか」が重要なポイントになってくる。上手く眠れないと首や腰など身体に支障が出て、翌日の運転が辛くなる。それが何日も続くと楽しいはずの旅が辛くなってきてしまう。
なので、車中泊の旅に出る前は「マット」を準備しておくことが大切。
ここでは、車で日本一周した僕らが
- 【軽自動車の安眠マット】
についてまとめてみました。
車中泊に「マット」は本当に必要なのか?
車中泊に「マット」は本当に必要なんです。
これは僕が自信を持って言えること。
なぜなら、僕ら夫婦の旅のはじめは「マットなし」で過ごしていたから。
旅のスタート「北海道」はまだ良かった。体力もあるし、初めての車中泊で緊張もしているし、ホテルも活用していたしあまり気にしていなかった。だが、東北の旅あたりからキツくて仕方ないという状態になってくる。
身体もギシギシいうし、疲れるし…。何よりも「イライラするっ!!」旅が苦痛になってきた。
車中泊用の「マット」は快適!!
東北の旅は、辛くて早く終えたくてものすごい速さで先へ先へと進み、一度実家で休息することに。
そこでamazonで頼んだのがこの「マット」。
この商品を、2個購入。
軽自動車だと、ちょうど2つ並べられるサイズ。
今まで背中にゴツゴツ当てっていた部分がふわふわ!!寝心地最高!!
今まで、なぜ「マット」を買うことを思いつかなかったのか。マット無しで寝ていた事にビックリするぐらい違う。
軽自動車なのでさすがに足を伸ばしてのびのび快適、というわけにはいかなけれど。車中泊で長期的な旅をするのなら「マット」は必ず持っていくことをおすすめします。
車中泊グッズのまとめ
「なるべくお金をかけずに旅をしたい」。僕らの車中泊の旅はそんな思いから始まりました。
だからこその「車中泊」。100均やすでにあるものを利用して、工夫して…。そして出来上がったのが「手作りカーテン」や「手作り網戸」。
安くできるものは安く!!
でも、やっぱり旅を楽しむためにはお金を惜しんでは行けない部分もある。それが「車中泊用のマット」。
「いかに車で快適に寝る」かは、車中泊をする上で最重要ポイント。僕らの旅の工夫を参考にしてもらえたら幸いです。
車中泊の旅を快適に楽しく過ごして下さいね。