網走監獄と網走刑務所を間違えてしまった!
網走監獄はかなりおすすめ。
夜の網走監獄なんてイベントをやったらかなり怖くて、面白いと思う。
網走監獄
1日旭かけて「旭山動物園」を周る予定にしていたが
半日で見終えてしまった後は。
考えた末、1時間以上移動にはなるが
網走方面へ向かうこととする。
目指す先は「網走監獄」。
「網走監獄」は明治時代末期から実際に使用されていた刑務所の建物群を移築復元した歴史博物館。
ガイドブックで見て来てみたかった場所。
…が、たどり着かない。
グーグルマップと車のナビを両方セットしても同じ場所をぐるぐる回るだけ。
「網走監獄」らしき建物は見当たらない。
なぜだ…?
答え:「網走刑務所」を検索していた。
今現在、実際に使われている刑務所。
たどり着くわけあるかっ!と突っ込みどころ満載。
しかも夫婦二人とも気づかないって…。
「網走刑務所」から車で約40分。ようやく本来の目的地「博物館網走監獄」へ到着。
網走監獄の正門は現在の刑務所と同じらしい。
さっき間違えて行ってしまった場所。
刑務所の正門にたどり着く前に行き止まりだったが。
奥へ進み日本最古の刑務所施設に当たる「五翼放射状平屋舎房」中に入ると、背筋が凍る…。
ここ、リアル…。
実際に使われていた獄舎なだけあってか、迫力がある。
さらに、ところどころにいる蝋人形。
これがまたなんとも言えない。
- 天井に脱獄する囚人
- 布団で寝てる囚人…
- 食事をしている囚人…
今にも動き出しそうで結構怖い。
ホラー全般一切ダメな妻に至っては写真を1枚も撮らない徹底ぶり。
「写真に映ってはいけないものが移りそう…」、と。
それでも、せっかく来たのでいろいろ見学させてもらうことにする。
浴場や農場、漬物庫等、当時の収容者の生活を垣間見ることができる。
実際に食事ができる監獄食堂は観光客に人気らしい。
現在の網走刑務所で収容者が食べている食事メニューを再現しているとの事。
すでに食堂は営業終了していて入れなかったけど。
そして、「監獄歴史館」ものぞいてみる。
監獄歴史館
この「網走監獄」から北海道の開拓がはじまったという事実に驚く。
北海道の重要な道は「網走監獄」の囚人たちによって作られたとか。
ここ網走は北海道の中でも寒さの厳しい地。
そんな中、不当な扱いを受けながらも北海道開拓のため日々道を作らされる囚人たち。
「網走の歴史」を知ることができる。
そしてもうひとつここで知った「五寸釘の寅吉」の話が僕の心に響く。
五寸釘の寅吉とは?
脱獄魔の寅吉。
日本で最も多く脱獄をした人物だそう。
何度も捕まっては脱獄をくり返す。
秋田で捕まり故郷の三重へ逃げる際、「五寸釘の刺さった板」を踏んでしまう。
怪我しているにもかかわらず数十キロそのまま逃げたことから「五寸釘の寅吉」
最後はここ「網走監獄」で模範囚となり、仮出所した後は息子の下で生涯を終えた、とか。
この話が好き!なぜこの話が好きか。
なぜなら僕は「プリズンブレイク」が好きすぎる!から。
それはさておき。
まとめ
網走の歴史を知ることができる「網走監獄」はおすすめ。
行く際には「網走刑務所」と間違わないようご注意を。
少し、重々しい雰囲気になりながらも先へ進まねば。
今日の車中泊の場所を探しに移動する。
明日は世界自然遺産に登録されている「知床」を見る予定!とりあえず、車中泊できる場所を求め「知床方面」へ向かう。